~コンパウンドセッティング<インドア⇔アウトドア>~

みなさん こんにちは

渋谷アーチェリーONLINEの山本です。

3月に入り、気温も暖かくなってきました。
先週末にアウトドアの試合が開催されたところもあったそうですので、
そろそろ本格的にアウトドアシーズンですね。

リカーブではアウトドアもインドアも同じセッティングで試合に出場する方は多いと思いますが、コンパウンドでは、インドア用の矢は大口径になることもあり、セッティングが大きく変わる場合があります。私山本も先日インドアのセッティングからアウトドアセッティングに変更いたしましたが、レストとスコープを変更しました。

ということで、本日はスコープ部分についてちょっとだけご紹介しますね。下の写真はインドアとアウトドアで実際に私が使用しているレンズです。(左がインドア用、右がアウトドア用)2つのレンズの違いは、見た目で分かるドットの大きさともうひとつ倍率です。 インドア用は5倍、アウトドア用は6倍となっています。

このようにインドアとアウトドアでスコープのセッティングを変更したのは、昨年のインドアシーズンからです。もともと、2年前インドアシーズンでは、アウトドアセッティングと同じドット、倍率で使用していました。しかし、ドットが小さいことで、的中の穴が見えてしまうことや、狙いこんでしまい、引き手の動きが固くなることで、自分のタイミングで射つことが出来ない射が目立つようになりました。アウトドアでは問題無かったので、あまり気にしてなかったのですが、そんな状態で出場した3大会前の全日本インドア(2014年)は予選落ちでした。今思えば、精神的につらいアーチェリーになってしまっていましたね。

そんな悩みを改善するために、翌年のインドアシーズンでは(2015年)まずドットの動きを目立たなくするために倍率を下げました。4倍も試しましたが、的中の問題から最終的に5倍になりました。そして、ドットの動きを少しでも気にしない為に、ドットサイズを、エイミングした際に黄色が隠れるか隠れないかの大きさまで大きくしました。これより小さいとドットの動きを気にしてしまい、これより大きいと黄色が完全に見えなくなってしまうので、一番エイミングが上手くいくSHIBUYA SC-9WB デュアルカラードットパッケージ白黒】の2番目に大きいサイズに落ち着きました。ドットが真っ黒なのはマジックで塗っています。中心に目立つ色が入っているほうが良いという方もいらっしゃるので、この部分は完全に好みですね。

この2点を変更したところ、インドアでスムーズな伸び合いが出来るように多少改善されました。結果的に、セッティングを変更した2シーズンで自己ベストを出すことが出来ていますので、私にとっては良いセッティングであったと感じます。

狙いこむクセをどうにかしたい!プレッシャーのかかる時に少しでも楽に射ちたい!といったお悩みが有る方は、『こうじゃないといけない!』といった先入観を持たずに、是非一度倍率を下げたり、ドットを大きくしてみたり試してみてください!

人それぞれこだわりや適正が有ると思います。射型を変更しなくてもセッティングを変更することで結果が良くなることもあります。何が正解かは実際に試してみて頂いて、自分自身に合った物を見つけてくださいね~