~アーチャーへの道 コンパウンド編 第二射~

みなさん、こんにちは。

SHIBUYAアーチェリーONLINEの富田です。

前回は弓具を揃えたので、今回は矢を作ろうと思います。今後のポンドアップによる矢の買い替え等も考え、比較的安価な【カーボンワン】で作成することにしました。

まず、コンパウンドボウの矢を作るために必要な数値は、コンパウンドボウの①ATA弓具規格(fps)②実質ポンド③アローレングスとなります。私の数値は下記となっていました。これをスパインチャートに当てはめ、スパインを選定します。ドローレングスとは異なる長さで矢を作る選手もいますが、今回はドローレングスとアローレングスは同じにしました。

①ATA弓具規格:321fps(※)
※メーカーカタログ等のスペック情報覧で確認が出来ます。
②実質ポンド:40ポンド
③ドローレングス:28 1/4インチ

【スパインチャートはこちら】

まず①ATA弓具規格は数値の境目なので301~320fpsを選択、次に②実質ポンドは40-45lbsを選択、最後に③アローレングスは28″を選択すると、T6で交わることが分かります。グループT6の表を見ると、カーボンワンシャフト(Carb1)の行の一番左、600という数字がメーカー推奨スパインとなります。

※矢のスパインの選定につきましては、ATA弓具規格、実質ポンド、矢尺以外にも弓のセッティング状況等多くの情報が必要になってしまいます。
 その為、対面販売では無いONLINE店では選定が出来かねてしまいます。
 また、上記の点より、スパインチャートで割り出されるスパインは、あくまでも参考程度の推奨スパインとお考え頂けますと幸いでございます。

さて、スパインの選定も終わったので、次は矢のパーツ選びです。こちらもメーカーカタログ(【EASTON カタログ 2018年版】)の表で確認をします。

カーボンワンのページでサイズ600の行を確認すると、ポイントはカーボンワンブレークオフポイント、ピンインサートはカーボンワン #1ピン、ノックはGピンノックとなります。ポイントの推奨グレインは90~110ですが、矢飛びの安定感を出すために110グレインを選択。

ベインは、リカーブと同様にフィルムベインを使用することも可能ですが、ベインの耐久性が低いため、グルーピングが高く矢と矢の接触が多いコンパウンド競技では、リカーブよりも破損が高くなる傾向にあります。そのためソフトベイン(ゴム羽)のAAE/アリゾナ MAXベインを選びました。そうして出来上がった矢がこちら。

さて、弓と矢の準備が出来たので、次回はついに実射となります。