皆様こんにちは、海外営業担当のフィリップです。
いよいよワールドカップ開幕ですね!
実は世界がサッカーに熱狂しているなか、アーチェリーも密かに「ワールドカップ」を開いています。4年に一度のサッカーワールドカップと違って、毎年4戦+ファイナルという形なので、どちらかと言うと「チャンピオンズリーグ」のようなイベントですね。
そんなチャンピオンズリーグ、ではなく、ワールドカップ第3戦(トルコ・アンタルヤ大会)にて、日本代表が大活躍しています!
World Archeryの現会長がトルコ人だけあって、アーチェリーの普及に非常に力入れてきたトルコでの大会。場所もヨーロッパから近いため、ワールドカップ大会の中でも参加人数が最も多い大会です。
そんな中、出場した全種目で3位決定戦に進出!リカーブの男女の団体、ミックス団体、そして個人も男女ともが、世界4位以内です!
リカーブ男子
古川選手強し!ランキングラウンドでは風の強い中、679点で堂々と3位。
その後もジェイク・カミンスキー選手、オー・ジンヘク選手を 倒し準決勝へ進出!
準決勝では惜しくも、韓国のクー選手相手に敗退しましたが、3位決定戦では台湾のチェン選手を下し銅メダルを獲得!
ついでに今大会で最も10点数が多かった選手として、ロンジン賞を受賞!こちらも日本初ではないでしょうか? 素晴らしいご活躍です、おめでとうございます。
男子個人のトップは初タイトルのドイツのカールンド選手!以前からじわじわと上位に近づいていましたが、彼が韓国の選手を下しこの場を制するとは誰も思っていなかったでしょう。シュートオフ直前に弓具トラブルが起き、予備弓に切り替えたにもかかわらず冷静に10点を射てたのも素晴らしいと思います。
リカーブ男子 個人
1位 Florian Kahllund選手 (ドイツ)
2位 Ku Bonchan選手 (韓国)
3位 古川高晴選手
17位 菊地英樹選手
57位 佐藤博乙選手
そして団体でも嬉しい結果になりました!
日本代表が団体でも銅メダル獲得!
予選3位からカザフスタン、フランスを下し準決勝進出。ロシアと対戦しましたが、惜しくもシュートオフで敗退しました。
3位決定戦ではマレーシアと大戦、6:2で安定したシューティングを見せ銅メダルを獲得しました。
1位 韓国
2位 ロシア
3位 日本
リカーブ女子
早川漣選手銅メダル獲得!657点で予選8位。準々決勝で予選1位だった韓国の李選手を下し進出しましたが、準決勝で惜しくも中国のチェン選手に敗れました。そして3位決定戦ではまたも韓国の選手と当たり、6:2と大差をつけて入賞!
1位 CHANG Hye Jin選手 (韓国)
2位 CHENG Ming選手 (中国)
3位 早川漣選手
9位 川中香緒里選手
17位 林勇気選手
57位 小池美朝選手
そして団体でも男子と同じく3位決定戦に進出しましたが、惜しくもロシアに破れ4位にとどまりました。
1位 中国
2位 韓国
3位 ロシア
コンパウンドの方も今大会はかなり荒れました。男女とも個人のトップ3にアメリカ人がいないことがコンディションの厳しさを物語っています!
CP男子個人
1位 CHOI Yong Hee選手 (韓国)
2位 CHAUHAN Rajat選手 (インド)
3位 SCHLOESSER Mike (オランダ)
韓国初の男子個人ゴールドメダリスト誕生!
準々決勝ではエルジンガー選手、準決勝ではシュルッサー選手を下し決勝戦に進出しました。対戦相手のChauhan選手も去年のベガスシュートで大活躍したAamas選手(スウェーデン)やブレイデン・ゲレンティーン選手を破り進出!強風の中ではジャイアントキラーが大活躍ですね…
CP女子
こちらも珍しい名前がいっぱい… シブヤのスタッフシューターであるドイツの若手マイスナー選手が入賞したのが嬉しいです。世界1位のエリカ・ジョーンズ選手や元世界チャンピオンのアルビーナ・ロギノワ選手を下し決勝進出を決めました!アルマシャダーニ選手もジェイミー・バンナタ選手、サラ・ロペス選手、アレハンドラ・ウスクィアーノ選手という強豪選手を次々とを破りました。
強風の中の大会、中々コンディションは厳しそうでしたね…RC男子優勝のカールンド選手は決勝戦で右下の5,6点を狙って射っていたと語っていました。でもそこもアーチェリーの面白さが出ます!日本代表もつま恋で鍛えられた結果で活躍できたかもしれません。いつか日本のコンパウンド選手の活躍もワールドカップで見られるようになると嬉しいです。