~クリッカーをつけるその前に~その②

みなさん、こんにちは!
新宿店 本間です。
8月もあっという間に過ぎていき、もうすぐ9月ですね(^^)
さて、今回もクリッカーについて紹介していきたいと思います!
クリッカーを取り付ける為には、ある程度引き尺が安定していなければいけません。
では、引き尺を安定させるには何をしたら良いのでしょう?
クリッカーをつける前に注意するポイントは以下のようになっています。
・注意するポイント
アンカーリングした時に弦が口や鼻についている
押し手の肩が的方向に伸ばされている
③ドローイングが一定になっている
これらの注意点は既にクリッカーを使用している選手にも点数アップの参考になるかと思います!
今回は『②押し手の肩が的方向に伸ばされている』についてです。
・押し手の肩について
押し手の肩が安定して的方向に伸ばされていることはクリッカーを取り付ける為にとても大切です。
肩が高く詰まった状態のまま、クリッカーを合わせて矢を切ってしまうと、
フォームを改善した時に矢尺が伸びて、矢が使えなくなってしまう事もあります。


そのため、クリッカーを取り付ける前には押し手の肩を落とす練習が必要です。
また、押し手は弓を射ち出す際の土台となる為、毎回一定でなければいけません。
弓を引くたびに押し手の押し具合が変わってしまうとクリッカーが切れなかったり、早く切れてしまいます。
押し手の肩を落とすことが出来るようになったら、一射毎の押し手の形を一定にしていきましょう。
それでは、どのようにしたら押し手が安定するのでしょうか?
・押し手の作り方
押し手の型はセットアップまでに作っておくことが大切です。
弓を引き始めてから押し手の肩を伸ばそうとすると、とても体力を使ってしまいますし、綺麗な押し手を作ることは困難です。
参考に本間のお勧めする押し手の決め方を紹介したいと思います。
①押し手の前後角度
押し手を横に挙げた時に、背中にある肩甲骨という骨の背中側の面と、
上腕骨が一直線になるようにします。

そうすると、真横よりも少しだけお腹側に出ると思います。
基本的にこの肩甲骨と上腕骨は一つのセットと考えて下さい。
これが押し手の前後角度の基準です。
②押し手の上下角度
肩をリラックスした状態で、頭の後ろに手を当てます。
肘の前後は①で作った角度に合わせます。
この時に肩が挙がっていないことを確認しましょう。

そのまま肘の高さを変えずに腕を伸ばします。
この高さがセットアップでの腕の角度になります。

その肩の位置はとても強く、無駄な筋肉を使わずに弓を支えることができます。
この肩の形を覚え、実際にセットアップするときに再現します。
セットアップでの肩の形を崩さずに保ち、ドローイングしていくと肩が落ちた的方向に伸びた押し手の完成です。
この肩を崩さない意識はフォロースルーまで保ちます!

うまく押し手を作ることが出来たら、作り方を反復練習していき体に覚え込ませていきましょう。
押し手は疲れてくると、だんだん弱くなりがちなので練習中も最初から最後まで常に押し手が負けていかないように意識し続けます。
無意識に押し手が作れるようになるまでは意識し続け、一定な押し手の肩を作りましょう!
押し手の作り方で分からないことがありましたら、ぜひお気軽に新宿店 本間までお尋ねください~
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御来店、お待ちしております~