~クリッカーをつけるその前に~その③

みなさんこんにちは!
新宿店 本間です。
複数回に分けてお伝えしておりますクリッカーについてのブログ3回目!
まずは、引き尺を安定させるために必要なポイントを再度確認しておきましょう。
注意するポイント
①アンカーリングした時に弦が口や鼻についている
②押し手の肩が的方向に伸ばされている
③ドローイングが一定になっている

今回は『③ドローイングが一定になっている』についてです。

ドローイングが一定でないと…
・アンカーリング時に引き込めている量が毎回違う
・リリースのタイミングが違う
など、一射ごとの再現性が低くなってしまいます。

主な要因
①   勢いでドローイングしている
対処法

弓を引く体力がついていないで頑張ってヨイショと引いてしまうと、勢い余ってアンカーリングの位置がバラバラになってしまいます。(全速力で走っていて急に止まれないのと同じように…)
勢いで弓を引いてしまっている人は、力任せに引かずにスピードを少しゆっくりと引き分ける様にドローイングすることを心掛けてみましょう。
また、体力が足りないことも考えられます。ポンドアップした場合はポンドに慣れてからクリッカーを取り付けをお勧めします。
はじめは体力的にキツイと思いますが我慢して続けてみてください。継続していくことで、矢のまとまりは必ず良くなります。
この時に押し手の肩や体軸を崩さないように意識してください。
押し手については前回のブログを参考にして頂けたらと思います。
http://shibuya-archery.com/blog_proshop/?p=10611

②引きが戻っている
対処法
アンカーリング後に矢の先端が戻ってしまうとクリッカーを鳴らすことができません。
常にポイントの動く方向は一定、フォロースルーまで伸びを継続すること。
ドローイングからリリースまで矢の先端は常に一定の方向に向かって動いていく様にしましょう。


アンカーまでで、引きを止めようとすると多くの確率で矢の先端が戻ってしまいます。
また、止める意識をすることで、リリースの戻りやハネのミスも起こりやすくなります。
伸びが止まるという事は、戻る事だという認識をしてもらえたらと思います。


主な要因と対処は以上になります。
今まで引き尺を意識していなかった方は慣れるまで難しいかもしれません。
しかし、クリッカーを取り付けて得点アップに繋げていくためにはとても大切なことなので、意識して練習して頂ければと思います。

引き尺を一定にするサポートをしてくれるクリッカーというアイテムですが、
一定のフォームやタイミングを感覚的に理解していないと扱う事が難しくなってしまいます。
これからクリッカー取り付けを検討されている方は、自分の引き尺が安定しているのか一度確認してみてはいかがでしょうか!

クリッカー取り付けの際は事前にご連絡頂けましたらと思います。
ご気軽にご連絡ください。


当日は実際に行射して頂きます。アーチェリーのできる服装でお越しください。
ご予約お待ちしております~