【前回の続き】
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前回「取りかけの人差し指がとても大事だ」という話をしました。
では、どのよう形が良いか見ていきましょう。(1年4ヶ月長考しました)
まず、取りかけの優先順位は、
1.人差し指 2.中指 3.薬指 の順番です。
中指が一番長いので、中指に意識が行きがちになってしまうので、
しっかりと人差し指を意識することが大事になります。
(これでも力がかかるのは中指が一番強いでしょう)
では、タブをしていない状態で、どういう形を意識するか見てみましょう。
第一関節と第2関節を90度に曲げます。
そうすると、関節からのシワが、人差し指の腹のラインを通って
アルファベットの「Y」のようになると思います。
その、Yの真ん中のポイントにストリングを引っ掛けるイメージです。
タブを付けてみると
このような形になります。
MP関節が曲がっていなければ、握り込みではないので安心してください。
この、人差し指の爪がしっかりと隠れている状態でアンカリングすることが大切です。
良くない取り掛けの形は下の写真のように、人差し指が開いている形です。
変なたわみが出来て良くない形がついてしまいます。
この様になってしますと、
・タブのサイズが合っていない
・フィンガースペーサーの大きさがあっていない
という事が考えられます。
これが直れば、安心してアンカリングでき、
しっかりと伸び合うことができるので、ターゲットパニックの選手は
取り掛けが緩む・や伸び合いが出来ないという恐怖心が改善されるでしょう。
取り掛けを見直してみましょうね。
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私の経験からお送りしたターゲットパニック講座も今回で最終回です。
この度、島田隆之は渋谷アーチェリーを退職いたします。
明日31日(土)が新宿店最終出勤日になります。
2010年の秋から、第2TRビルで営業していた渋谷アーチェリーのアルバイトを始め、
2011年に秋葉原店勤務、2012年に新宿店、2016年秋から外商部として日本中を飛び回っておりました。
ショップ・全国の講習会・担当させていただいた大学の選手の皆さん、楽しい経験をさせていただきました。
心から感謝申し上げます。
また、選手として2007年から始めたコンパウンド競技も、競技者としての活動は一旦引退させていただきます。
私が願ったコンパウンドの日本での普及は、10年経ってみると選手層やレベルも格段に上がり、
私の役目も取り敢えずは果たせたのかなと思います。
私の選手としての夢は、大学の後輩で、同じ会社の同僚でライバルだった山本悠太に勝手に託そうと思います。
よろしくね、悠太。
今後は、4月よりパラアーチェリーの日本代表ヘッドコーチとして
2020パラリンピックで選手が金メダルが取れるように活動していきます。
業界には居りますので、お客様の皆様にお会いすることもあるかと思います。
その際は、気軽にお声がけくださいね!
リーグ期間中ですが、学生のみんなも頑張って!!!!
今まで本当にありがとうございました!!!!
島田隆之