ワールドカップ HOYT勢大健闘

世田谷店河本です。
ワールドカップ ステージ3 パリ
終りましたね~
今回は東京オリンピックの最後の枠取り大会になる為、たいへん盛りあがった大会でした。
枠取りの試合に関してはゴールドメダルマッチよりもブロンズメダルマッチの方が盛り上がるという不思議な現象が起きていたようです。
特筆すべきは大健闘したHOYTでしょうか。
個人戦の結果ですが
RC男子 1st HOYT 2nd HOYT 3rd WIN
RC女子 1st HOYT 2nd MK 3rd HOYT
CP男子 1st HOYT 2nd HOYT 3rd HOYT
CP女子 1st HOYT 2nd HOYT 3rd HOYT
10/12がHOYTとはさすがですね。
また全体としても男女ともHOYTの使用率が高いように感じました。)
(既に枠のある国は参加を見送りしたことも理由としてはあると思いますが、団体枠を取るためにイタリア、ロシアなど強豪も参加していました・・・)
優勝した選手の皆さま

リカーブで気になったのはFormula Xiの使用率が高いことですね。
日本ではFormulaは女子には向かない(引き尺が長い欧米人向け)という通説が根強いです。
しかし体格的にも日本人のアーチャーと大差のない女子選手も使用していることをみると、
引き尺が長くないと…というのは単なる都市伝説みたいなもののように思われます。
ハンドル重量から見ても近年重めのハンドルが目立つ中でHOYTのハンドルは
XCEED1,270gとFormulaXI1,252gという比較的扱いやすい重さも評価が高くなるポイントです。
一方で今大会には不参加だった韓国チームを見てみると
WIN&WINの使用率が高いのは言うまでもありませんが、オ・ジンヘク、キム・ウージン、チャン・ヘジンのビックな三名がグランプリ エクシードを使用しているので、エクシードの評価が高いことが言えると思います。
特にチャンヘジン選手は長年WIN&WINの弓を使用していたため、HOYTを使用したのは驚きです。
(こういう話をしていると「トップ選手はスポンサーされているから使っている」という声が聞こえたりしますが、もらえるからと言って勝てない道具は使わない、私はそう信じています。)
さてコンパウンドボウもINVICTAが大活躍しました。
ギャレンティン選手(MATHEWS)やステファン選手(PSE)を抑えての表彰台男女とも独占!!
同じ弓を使用している私としては非常にうれしい結果です。
(私が710点射てないのは完全に自分の実力不足ということが分かってちょっと辛いです。)

左から1位 2位 3位
INVICTAにはカムが2種類(SVXカム,DCXカム)用意されていますが、
やはり男子選手はSVXカムが多く、女子選手はDCXカムが多いことが特徴でしょうか。
・SVXカムは矢速は速いですが、レットオフ値が65%と低く、ホールディングに力を使う場合が多いため男子に人気がある
・DCXカムは矢速はSVXに少し劣りますが、引きやすくホールディングが比較的楽(レットオフが65%or75%に設定できる)なので女子に人気がある
またHOYTのカムは引き尺に合わせて4種類(DCXは3種類)のカムサイズが用意されていて、引き尺が短くても、弓の効率が落ちにくいというアドバンテージがあります。
回転式インナーカムモジュールは手軽に引き尺調整ができるというメリットがありますが、モジュールを引き尺が短い側に合わせて使用すると弓の効率が下がる(スピードが極端に遅くなる)というデメリットもあります。
(INVICTAは購入の際引き尺設定を間違えると、カム、ストリング、リムを変える必要があるので、弓を選ぶ際にはお近くのプロショップにご相談ください。)
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