2021

03

15 Mon ~レジェンド、デイブ・カズンズ選手Q&Aライブ その6

こんにちは。世田谷店の種部です。今回もチューニングがテーマです。センターショットの調整と合わせてペーパーチューニングやベアシャフトチューニングの重要性(いかに重要でないか)についてわかりやすく解説しています。

デイブ・カズンズ選手Q&Aその6
カズンズ選手が新しい弓をセットアップする時の手順の続き
④ノッキングポイント
  カムタイミングの次はノッキングポイントとセンターショットの設定です。まずノッキングポイントをつけますが、必要な道具はTゲージ、もしくはメジャーだけです。レーザーアラインメントツールは必要ありませんし、水準器で矢の水平を出したり、弓やストリングに水準器をあてたりする必要もありません。Tゲージやメジャーで測って目盛を読みさえすれば良いのです。 
 リカーブを射ったことがある人なら、弓を組み立てた後にいつもTゲージでティラーやストリングハイトをチェックすると思います。コンパウンドでも難しく考えないで、Tゲージで計れば良いのです。 

H=ノッキングハイト


 私の場合、ノッキングポイントの高さは使用するシャフトの太さに合わせて設定します。議論の余地があるのは知っていますが、私はレスト取り付け穴、バーガーボタンホールとも言いますが、を基準にノッキングポイントの高さを計ります。なぜならレスト取り付け穴は弓の中で変化することがない部分だからです。レストのランチャーブレードの先端から計って、ノッキングハイトが1/8インチだったとしましょう。射っている間に何か問題が生じたり、気になることがあってノッキングポイントをチェックしたら1/8インチではなく1/4インチになっていた場合、レストが動いたのか、ノッキングポイントが動いたのか判断するのは非常に難しいと思います。レストやノッキングポイントのようにどちらも動く可能性がある二つの要素同士で測るべきではありません。 
 ハンドルに開けられた穴から計れば、その穴は絶対ずれたりしないので…もし  ハンドルに開けられた穴がずれたとしたら、何か重大な問題が弓に起きているわけで(チューニングどころではありませんね)。 
 レスト取り付け穴から計る場合、先ほど使用するシャフトのサイズによってノッキングハイトが変わると言いましたが、インドア用の大口径シャフトの場合、バーガーボタンホールの一番低いところからだいたい1/4~3/8インチのところにその矢のノックの上側が来るように設定します。 
 アウトドア用のACEやプロツアー、ナノプロのような極細のシャフトの場合は、口径が小さい分少し低めに設定します。だいたい1/8~3/16インチです。 
 次にレストのランチャーブレードの角度を設定します。ランチャーブレード固定式のレストの場合、目分量で立ちすぎず、寝すぎない角度、だいたい30度に合わせます。ランチャーブレードが立ちすぎるとブレードが硬くなったのと同じ効果が生じて矢が跳ねやすくなります。ドローイングした時に矢がランチャーブレードから落ちて、イライラしたことがある人がいると思いますが、そういうことが起きやすくなります。矢に対して(矢の上下の動きに対して)クッションの役割を果たすスプリングというよりは、削岩機のように振動を増幅するようになるのです。 
 反対にランチャーブレードが寝すぎていると、ブレードの硬さが軟らかくなったのと同じ効果が生じ、より大きくしなり、うねることになるので、やはり矢がランチャーブレードから落ちやすくなります。また、極端に寝すぎていると、矢が発射される際のしなりが大きかった時にランチャーブレードが取り付けられている軸にシャフトが当たる恐れが出てきます。 
 ノッキングポイントを取り付けてランチャーブレードの角度を目分量で30度ぐらいに設定したら、次にレストの高さを設定します。矢をストリングにつがえてレストに乗せて、矢がストリングに対してだいたい垂直になるようにレストを上下に動かして調整します。文字通り目分量で構いません。というのもセンターショットと同じで、いったんチューニングを始めたらどうせ調整のために動かすことになるものなのです。 

⑤センターショット
 次にセンターショットの初期位置を合わせます。こちらも文字通り目分量でハンドルの真ん中にストリングを通してみた時に矢がストリングに重なるようにレストの左右を合わせます。ほとんどの場合(チューニングの過程で)は動かすことになるので、ごくまれに運よく動かさなくてもチューニングがぴったり合うというようなこともありますが。一つ覚えておいてほしいことは、チューニングの過程でアローレストを極端に弓の中心から外に外れたところや、逆に弓の中心から内側(サイトウインドウ側)に入りすぎるほどアローレストを左右に動かさなければならない場合には、(センターショット以外の)何か別の問題が弓のシステムに起きているかもしれないということです。 

だいたい真ん中に合わせればOK


 その場合はレストを初期設定に戻してケーブルガードやカムタイミングを調整したり、スタビライザーセッティングを見直したりしてみる必要がありますが、それよりもまず、弓と人間が接するグリップと手の接し方です。グリップにどう手を当てているかだけでなく、グリップにかかる圧が内側(親指側)と外側(小指側)にどうかかるかがとても重要なのです。グリップに正しい形で手を当てていてもグリップにかかる圧が正しく配分されていないと、弓を(左右に)回転させる力が働き、それが矢飛びに大きく影響します。弓によってはそういうトルクに対応するシステムが搭載されています。シム(スペーサー)を入れ替える、無段階でカムの位置を微調整できたりするシステムでカムの位置を変える、リムポケットを動かしてリカーブボウのハンドル/リムアラインメントを調整するようにカムの位置を変えることによってセンターショットのチューニングに劇的な変化を与えることができます。(ペーパーチューニングなどで)良い結果を得るためにセンターショットが「センター」から大きくずれる場合やそもそもチューニングが全く合わない場合は、一度グリップに当てた自分の手を見てみることです。おそらく何か余計な力を加えるようなことをしている可能性があります。特に、ペーパーチューニングで左向きの破れ方が出る(この場合ノックが左に向くことを意味しています)場合で、何をやっても左向きの破れ方が解消されないのに、友達が同じ弓を射ったらきれいな穴が開いたり、右向きの穴が開いたりする場合はチューニングではなく射ち手の方の問題ということになります。

トルクチューニング
 私がクリニックの際によく行うデモンストレーションがあります。まず自分の弓を使ってペーパーチューニングできれいなブレットホールを射ってみせて、18mでベアシャフトと羽根付きの矢を10点に入れて見せます。この時重要なことはベアシャフトが上向きや下向き、横向きなどにならないで真っすぐに、羽根付きの矢と平行に刺さることです。次に、意識的にグリップにトルクをかけて射ってみせます。するとペーパーに3インチ(7.6センチ)もの左向きの裂け目ができます。さらに逆向きのトルクをかけて射つと右向きの裂け目になります。また、ベアシャフトを射つ際にトルクをかけて射ってみせると、トルクのかけ方によってベアシャフトは右に逸れたり、左に逸れたりします。こうしてグリップの手の当て方が正しくなかったり、ハンドルが回転するような力のかけ方をしたりするとチューニングが全く変わってしまうということを実証して見せるのです。
 それから、18mで3射のトルクチューニング(意図的にトルクをかけてグルーピングをチェックするチューニング法)を行います。まず普通に射って矢が的の真ん中に当たることを確認したら、2射目は弓を握って意図的に弓に右回転のひねりを加えて射ち、3射目は意図的に弓に回転のひねりを加えて射って見せるのですが、この時3射とも10点リングの真ん中に当たります。これは私の弓が、「レストの位置」と「矢の長さ」と「サイトの照準距離」の3つの要素がトルクの影響を受けないようなバランスに調整(トルクチューニング)されているからなのです。
 トルクをかけて射った矢が3本とも10点に刺さるのなら、ペーパーチューニングで大きく左に裂けようが、大きく右に裂けようが、どうでもよいと思いませんか。要するにより重要なことは何かをよく考えなければならないということです。私がフィールドアーチェリーの試合の後でこれがあったらもっと良いスコアが射てたと思うとしたら、「もっと良いチューニングの弓があれば良かったのに」と思うか「もっと正確なサイトテープ(距離ごとの目盛)があれば良かったのに」と思うか、どちらだと思いますか?正解は常に「正確なサイトテープ」、もしくは「良い射をもっと繰り返すこと」です。
 遅かれ早かれその弓で試合に出ることになるわけで、いつまでもチューニングばかりしているわけにはいかないのです。弓の精度を高めるための要素をある程度調整することができたのに、チューニングができているように見えないことがあるということです。いろいろなことを突き詰めていくと、結局のところ私たちがやっているアーチェリー競技では、射った矢がどこに刺さったかで点数が決まり、順位が決まるのであり、どういう飛び方をしたかは問われないのです。完璧なチューニングを達成した時の満足感を得るために、最新で最高級の弓具をそろえたり、ありとあらゆるチューニングの知識を求めたりすることに多くの時間と労力を費やすのはたいへんだと思いますが、完璧なチューニングをすることは必ずしも必要ではないのです。
 ある程度チューニングしたら、その弓を使いこなすことと(自分の射ち方に合わせた)弓の調整を行うことに時間を割くべきです。(その調整とは)オーバードローマウントを使ってレストの(前後の)位置とサイトの照準距離、矢の長さの3つの要素のバランスを取って、トルクのかけ方が変わっても矢が同じところに飛ぶようにすることです。すごいチューニングができているかどうかは関係ないのです。

今回はここまでとさせていただきます。チューニングについては、デイブ・カズンズ選手が以前からペーパーチューニングやベアシャフトを重視していないのは知っていましたが、あらためて聞くとシンプルで合理的な考え方に基づいているのがわかりますね。
次回はアロースパインとベアシャフトチューニングについて取り上げる予定です。ちなみに今回デイブ・カズンズ選手が推奨していた「トルクチューニング」については、世田谷店スタッフ河本が以前にブログで取り上げているのでそちらも参照してみてください。
リンクはこちら→「河本が全日に向けて取り組んでいること~トルクチューニングについて~」


Category: PSE, SHIBUYAアーチェリー, オンライン講習会, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

03

14 Sun ~レジェンド、デイブ・カズンズ選手Q&Aライブ その5

こんにちは。世田谷店の種部です。少し間が開いてしまいましたが、今回は皆さんお待ちかねのチューニングがテーマです。新しい弓を箱から出して、試合で使えるようにするところまでのチューニングについて説明しています。でもチューニングについて説明する前に、言っておきたいことがあるようですよ。

デイブ・カズンズ選手Q&Aその5 
Q:たくさんの人からチューニングに関する質問が寄せられていて、カズンズ選手が新しい弓をセットアップする時の手順がどんなものか知りたいということです。

デイブ・カズンズ選手(以下Dと表記します):おっと、時間は足りるかな?  私が行っている初期設定とチューニングについてまず一番に言えることは、非常にシンプルでベーシックなことしかやっていないということ。皆さんが聞いたことがないようなチューニング方法はやっていません。(チューニングに関しては)望むなら好きなだけ追求して、迷宮に迷い込んでも良いと思います。ただ、正直に言って、後でまた(チューニングの)基礎に戻るので、ちょっとここで話が逸れても良いですか。 
  一般のアーチャーとトップアーチャーの場合で、(アーチェリーのパフォーマンスを左右する)三つの要素の優先順位をどう考えているか説明しましょう。一般のアーチャー、クラブやレクリエーションレベルのアーチャーの場合、最新の最も優れた弓具で、最高のチューニングをして、最も精度の高い最高のセッティングにこだわり、センターショットをチェックしたり、タイミングをチェックしたり、ストリングやピープの回転など、様々な弓具のテクニカルな面に関することを第一に考えています。 
 2番目に来るのは、家の裏庭やクラブやショップのアーチェリーレンジで弓をどれだけ射ったかということです。そして優先順位の最後に来るのが試合の場面に備えるためのメンタル面の要素、すなわち試合で実力を発揮できるようにメンタルトレーニングを行い、メンタルツールを身に着けることです。 

 では、トップアーチャーの場合はどうでしょう。三つの要素の優先順位が全く逆なのです。最も重視されているのがメンタル面の準備です。非常に大きなストレスがかかる試合のいろいろな状況や場面に対応するためです。試合で効力を発揮するメンタル面のテクニックをトレーニングによって身に着けることです。それは(勝敗を決する)瞬間にどう対処するか、実際に弓を引く前のルーティンをどう組み立てるか、次の射や次の試合で良いパフォーマンスをするために何ができるか、何をすべきか分析するといったことです。 
 2番目に重要なのが、一番時間をかけるシューティングの練習です。そして優先順位が最も低いのが、弓具が最新の最高のものかどうか、弓具のチューニングがどうかといたった弓具に関することです。輝かしい成績を残しているコンパウンドアーチャーの中には、自分の弓をいじらない、あるいはいじれないという人もいます。彼らは(チューニングは)コーチやショップ、アーチェリー仲間や家族に任せて、本人は何もしないのです。にもかかわらず良い成績を残せるのは、(パフォーマンスを発揮するための)優先順位が、メンタル面、身体面、弓具面の順番で構成されているからです。 

 皆さんお待ちかねのチューニングに話を戻しましょう。私としては、皆さんに優先順位を逆に考えてほしいと思っているのですが、アーチェリーは趣味であり、楽しみであり、道楽なのですから、自分が楽しいと思う分野に労力を注ぐのは当然のことでもあります。弓を良い状態にチューニングするという技能を極めることを楽しんでいる人たちは決して少なくないと思います。ペーパーチューニングで完ぺきなブレットホールを達成したり、ベアシャフトチューニングでベアシャフトが完ぺきな刺さり方をするようにしたりすることを止めるつもりはありません。 
 それでは私のチューニングの手順について説明していきましょう。 
①ティラーハイト 
 弓を箱から取り出してまず最初に行うことは、ティラーハイトを同じに合わせることです。ティラーハイトというのは上下それぞれのハンドル(とリム)の支点からストリングまでの最短距離のことです。どうでもよいことのように思われるかもしれませんが、私はとても重視しています。 
 一番締めこんだところでリムボルトに印をつけて、(同じ回転数)緩めて行ってピークウエイトを合わせるというやり方もあるのは知っていますが、もし上下のリムの強さが均一でなかった場合、プラス側、マイナス側のどちらのずれであっても、弓の上下の向きが本来あるべき角度からずれてしまいます。 
 ティラーハイトのが弓に与える影響は、何よりもまず上下のリムの強さのバランスによって弓の角度に影響が出て弓の向きが(上向きになったり、下向きになったり)変わってしまうという点です。それは弓を射つときにグリップの角度が変わることであり、グリップした手への納まり方が変わってしまうということです。 

初期設定はT1とT2の差が0


 私の場合、初期設定は必ず上下のティラーハイトが同じ、すなわちハイトの差が0で設定します。そして実際にグリップしてみた時に、グリップの感触とサイトピクチャーの状態を自分に合わせるために(エイミング時のドットの動き方の傾向に応じて)上下のティラー差を調整する必要がある場合は、もちろんティラー差を調整します。しかしそれはチューニングのもっと後の段階で行います。 

②ケーブルガード 
 次にケーブルガードを合わせます。ケーブルガードは最近見過ごされていることが多いチューニングの要素の一つだと思います。すべての弓が私が行っているようなチューニングに対応したケーブルガードを備えているわけではありませんし、中にはケーブルガードが全く調整できないモデルもあります。 
 ケーブルガードの第一の役割は矢が弓を通過する際にクリアランスを保つことにあります。ベインがケーブルやその他の障害物に触れることがないようにするためですが、ケーブルガードの価値はそれだけではありません。それはトルクのかかり方を誘導することで、トルクを軽減することはもちろん、場合によってはトルクを加える調整も可能です。弓の構造によって、トルクをかけたり、軽減したりすることが必要なのです。 
 皆さんトルクは「悪いこと」と教えられ、そう信じてきたと思いますが、確かにトルクが人為的にかかること、弓にアーチャーが何らかのちか 皆さんトルクは悪いものと教えられ、そう信じてきたと思いますが、確かにトルクが人為的にかかること、弓にアーチャーが何らかの力をかけることは「悪いこと」です。なぜなら(人為的にかかるトルクは)毎回一定にすることができないしプラス・マイナスどちらかの側に極端にかかるかもしれないからです。これは有害なトルクです。 
 一方で、弓自体に構造的に発生するトルクは、チューニングの道具として使うことができます。それは変化しないもので、毎回同じようにかかるトルクだからです。リカーブボウでリムポケットを(左右に)動かしてリムのアラインメントを調整するのと同じことです。コンパウンドでカムのスペーサーを入れ替えて左右の位置を変えて弓から矢が射ち出される向きを調整して、ペーパーチューニングできれいな穴が開くようにすることと同じで、ケーブルガードの位置を入れる(弓に近づける)ことでトルクを軽減し、外に出す(弓から遠ざける)ことによってトルクを多きくすることでチューニングすることができるのです。このことはしばしば見過ごされています。 
 ケーブルガードの初期設定としては、ベインのクリアランスが得られるぎりぎりまで内側に入れておきます。ただし、もっと後の段階で矢飛びのチューニングの際に、ケーブルガードの位置を動かす可能性があることは頭に入れておいてください。 

③カムタイミング 

 次にカムタイミングを合わせます。 私はカムタイミングは動的に合わせるべきだと思います。静止状態のカムタイミングについてはあまり気にしていません。カムに刻印されたタイミングマークとケーブルあるいはリムとの位置関係とか、カムの出っ張ったところからストリングまでの距離とか、そういった静止状態でのタイミングは初期設定としては良いかもしれません。しかし、スタビライザーやサイト、カウンターロッドなどの重さやグリップを支える手の形、ストリングのどこを引いているかなどの要素が、実際にフルドローした時のカムタイミングに、はっきりと影響を与えます。カムのシステムによって影響の大きさに違いはあるものの、(フルドローで合わせることは)忘れてはならない重要な問題です。 
 一般のアーチャーはしばしばこのことを見過ごしがちですが、カムタイミングはハンドルが「たわむ」ことによって変わる可能性があります。この世に存在するすべてのものは「たわみ」ます。あなたの前にある机も、あなたが歩いている道路も「たわみ」ます。顕微鏡的に見れば、動いているのです。そして私たちが弓を引いた時も、カーブルが巻き取られカムが回転し、リムがプレスされることで力が加わり、ハンドルに「たわみ」が生じます。コンパウドボウが発射されるところの毎秒800~1200コマのハイスピード撮影の映像を見れば、ハンドルがたわんでいるのがわかります。  あなたが想像する以上にたわんでいます。 
 バイターのホームページでコンパウンドボウやリカーブボウの発射の瞬間のハイスピード撮影の動画が見られます。そういうのを見ればハンドルが全く動かないものではなく、たわむということが、そしてたわみ方が大きいものもあれば、少ないものもあるということが理解できると思います。 
 もしハンドルが上下均等にたわまなければ、弓を引いた時にケーブルが巻き取られ、ストリングが送り出されるにつれてカムが前後にずれたり、左右にずれたりします。ハンドルの上下でたわみ方が異なると、一方のカムがもう一方のカムよりも速く動くことによって、静止状態のタイミングと動的なタイミングに違いが生じることになります。 
  ストリングの異なる場所でドローイングしたり、カムの種類によってはリリーサーのー変わりに素手でストリングをつかんで引いたりしただけでもカムのタイミングが変わることがあります。これはストリングのどこを引くかによってケーブルの巻き取られ方やストリングが送り出される量が変わるためです。 
  説明が回りくどかったかもしれませんが、要するにカムタイミングはフルドローでピッタリ合うように、つまり上下のカムが同時に回りきるようにタイミングを合わせます。これはあくまでも弓本体のチューニングにすぎません。後で矢飛びのチューニングをしたり、グルーピングの精度を上げたり、テンションをかけながらエイミングした時の弓の挙動が一番良い状態にしたりするためにカムタイミングをこの初期設定から変える可能性はあります。私の場合、上のカムの方が下のカムよりもほんの少し早く回りきって止まるように調整しています。そうすることによって(カムが回りきった後に)微妙な伸び合いの感覚やわずかな余裕が生まれるので、一射一射の人間的な誤差を拾いにくくなったり、ハンドルを押してストリングを引っ張る力をかけた状態でエイミングの安定感が良くなったりするのです。 

今回はここまで、次回はチューニングの続きで、ノッキングハイトとセンターショットについて取りあげます。


Category: PSE, SHIBUYAアーチェリー, SHIBUYAスタディサポート, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

02

26 Fri ~レジェンド、デイブ・カズンズ選手のQ&A その4

こんにちは、世田谷店の種部です。
今回はショットエクスキューションがテーマです。ショットエクスキューションとは、エイミング中リリーサーを作動させるために何らかの動きやテンションをかけるわけですが、そのプロセスのことですね。その射の成否を分ける重要なステップですが、サイトの動きや試合のプレッシャーの影響で、最もストレスが大きい時間帯でもあります。デイブ・カズンズ選手は、どいう対処しているのでしょうか。

Q:ショットエクスキューションの際に重視していることは何ですか?伸び合ってリリーサーを切る際に何に意識を集中させていますか?
デイブ・カズンズ選手(以下Dと表記します):それを説明するには、まず私の射のルーティンを始めから通して話しておいた方が理解しやすいと思います。( 実際に弓を引き起こす前に)まず第一にやることは、自分が達成したいと思っている目標をヴィジュアライズする(視覚化してイメージする)ことです。それはもちろん、私の矢がXリングの真ん中に刺さることですね。
 そして次に、その射を達成する時のサイトピクチャーをイメージします。テンションをかけていくのでサイトが動いていても、10点のリング内で動いている限り気にしません。的のどこか一点にピタッと止めている必要はないのです。サイトが動いていても、的の中心に向かって戻ってくる限りテンションをかけ続けて行きます。
 次に意識するのはドローイングの際の引手側の肩のブロックが正しく回転することです。引手側の肩甲骨が大きく回って(押手側の肩甲骨に向かって)寄ることによって、引手側の力が蓄えられます。子の肩甲骨の動きによって、肩甲骨の下にある筋肉が使われるのです。押手側の肩甲骨に向かって、引手側の肩甲骨がドローイングとともに大きく回って下がりながら寄って行き、テンションがローディングされます。

 次に、引手がアンカーポイントに到達し、スコープとピープを同心円に見た時点で、リリーサーにエンゲージし始めます。リリーサーがヒンジタイプでも親指トリガータイプでも、リストタイプでも、(この時点で)リリーサーを作動させるための動きにエンゲージし、じわじわと力をかけ始めます。
引手側に蓄積されたテンションがあとのことは全てやってくれるので、この後はリリーサーを切るための動きやドローイングを続けること、テンションをかけることを意識することはありません。
 この段階で、(サイトが)的の真ん中に下りてきたタイミングで、意識を押手側に集中するように切り替えます。そして押手のドライブを強めていきます。(押手のドライブは)人によって呼称は違うかもしれませんが、フォームの的側の半分と的が正しく繋がる感覚のことです。(伸ばした押手の)腕の背中側にある上腕三頭筋によって、押手の肩が的に向かって低く保たれた良い姿勢が整えられます。私の押手は少し柔らかい状態で押手の的へのドライブを開始します。
 この時私は、押手の肩で押そうとしたり、腕を伸ばそうとしたりしていません。その姿勢を保って、腕の背中側、上腕三頭筋のテンションを加減して 弓を持ち上げて的に向かうようにキープしているだけです。そして(この時押手にかかる力は)引手側にかかっている力と拮抗しています。この過程で、「機会の窓」が開いている間に、十分な力が残っている状態で、自然に(リリーサーが切れて)矢が発射されます…調子のよい日には。ダメな日もありますが。 

Q:ということは、リリーサーを切るタイミングを意識してはいないということでしょうか?
D:そうです。リリースは自然に起きます。アンカーに到達する前に力を蓄え、リリーサーを切る動作にエンゲージし、押手をドライブするというステップを積み重ねることによって、これらの3つのステップが一つの流れとなって、「機会の窓」が開いていて、力がみなぎっているうちに自然に発射されるのです。
  そうは言っても、日によってもそうですが、ときには同じエンドの中や同じ試合の間の1射、1射の単位で、その日に全体としてうまく機能するために、ひとつひとつのステップの重要度やどこをどのくらい意識して動作するかといったことは微妙な調整を要することがあります。
 (射の成否にかかわる)いろいろな要素が浮んでいる中から一つ取捨選択しているのですが、このように状況に応じて注意が必要な要素と気にしなくて良い要素を見極めて、流れを止めないで射を遂行するために必要なことにだけ集中する状態を作る必要があるということは、エクスキューション(リリーサーを切るための伸び合い)のスタイルやリリーサーの切り方が異なるアーチャーであっても当てはまることです。(ショットエクスキューションの際に意識を集中させる対象は)常に流動的なものと言えるでしょう。

ローマトロフィー2017のカズンズ選手 PHOTO AND MOIVIE COURTESY OF WA


Q:(リリーサーは意識して切らないということでしたが)親指トリガータイプのリリーサーの、トリガーの硬さやトラベル はどう設定していますか?ヒンジ・リリーサーのスピード調整はどうしていますか?
D:私が(講習会などで)誰かに教える時には、トリガーのテンションをかなり重めに設定し、トラベルは最小限に設定するようにしています。リストタイプ、親指トリガータイプ、薬指トリガーだけでなくヒンジタイプでも、リリーサーのタイプに関わりなく、リリーサーの作動機構の動き(パーツが擦れる感触)が感じられることは命取りになります。
 パーツが動く感触にはアーチャーをびくっとさせる何かがあって、射つための作業を続けられなくなってしまいます。アーチャーは(リリーサーの内部パーツの)軋みやずるずると動く感じを拾ってしまうと不安になったり、「お、切れるかと思ったけどまだなんだ。じゃあまだ引き続けないと」と意識してしまったりするために、動きが中断されてしまうのです。
 そういう訳で、私はまずリリーサーのトラベルを最小限、全く知覚できないくらいに設定します。そしてスプリングを交換したり、スプリングのテンション調整をしたりして、自然にリリースされるのにちょうど良い強さに設定します。私の場合、トリガーテンションはかなり軽い設定になっていますが、これはあくまで私のリリーサーへのコミットのやり方に合わせたものです。一方で、誰かに教える場合にはトリガー・トラベルは最小限に設定し、トリガーのスプリングはかなり硬めに設定するようにしています。これはアンカーリングしてリリーサーにエンゲージする時に、親指や人さし指をトリガーにかける際に、ある程度のテンションがかかった状態でトリガーに指をかけられるようにするためです。触れただけで発射されたらどうしようと心配をすることなく、指をかけてリリーサーにエンゲージできるようにするためです。(トリガーのテンションを硬めにすることによって)「おっ、トリガーに触れたぞ」と意識しすぎたり、トリガーに最初に触れる瞬間にドキドキしたりしなくて済み、ためらうことなく安心して指をかけることができるのです。

 ヒンジ・リリーサーの場合も、誰かに教える場合にはかなりスピードを遅くして、かなり(リリーサーの角度を)回転させるような設定にしています。そうすることによって、リリーサーを回転させ始めたとたんに発射されるんじゃないかとびびることなく、リリーサーを操作している感覚をしっかり感じられ、リリーサーにエンゲージ(リリーサーを切る動きを開始すること)することを意識し、リリーサーを回し続けることを感覚的に理解できるようになります。
 ヒンジ・リリーサーのクリッカーについて説明しましょう。私はヒンジ・リリーサーを使用する場合、いつもではありませんがクリッカーを使用することがあります。私が知る限り、私のようなクリッカーの使い方をしているアーチャーは他にはいないと思いますが、誰かに教える場合にはこのやり方を教えるようにしています。
 多くのアーチャーがフルドローしてサイトをつけて、サイトが良い位置に来て動きが収まったところで、「よし、リリーサーを切り始めよう」と思って引っ張ったり、ひねったりするなどしてクリッカーを鳴らしています。そしてクリッカーが鳴ると、黄色い注意信号が点滅し始めたみたい思っているアーチャーが多いようです。クリッカーが鳴った後はリリーサーが切れるポイントにぎりぎりまで近づいていていつ発射されてもおかしくないので、「気をつけろ、落ち着け」と警告されていると思っているようです。(このやり方では)サイトの動きがきになって、不安や焦り、恐れといった感情がもたらされることになります。私にとっては、このようなクリッカーの使い方はパニックを招くだけのように思います。
 私はサイトが的につく前にクリッカーを鳴らしてしまいます。ドローイングしてピープとスコープを覗いたら、サイトを的に下ろし始めるタイミングで意識的に指でリリーサーを回転させてクリッカーを鳴らします。
 (クリッカーが鳴るタイミングは)だいたい狙おうとしている的の上の端にサイトが来た時ですね。だから、インドアの縦三つ目の的を狙う場合は、必ず上から順番に1射目、2射目、3射目と射って行くのですが、それぞれの的の同じポイント、当てようと思っているところ(10点)の少し上でクリッカーが鳴ります。
 ということは、私の場合は、サイトが的の真ん中に納まるか前の段階で黄色い警告ランプが点灯してしまっているので、動き続け、テンションをかけ続けることを妨げられることはありません。もし、私がサイトを的につけてからクリッカーを鳴らしたとしたら、何も起きません(動けなくなってしまいます)。(そのタイミングでクリッカーが鳴ると)終わりが近づいていることを知ってしまい、リリーサーにちょっとでも力をかけたり動かしたりしたら、サイトが動いてしまいミスショットにつながるということを知っているからです。だから私はサイトが的につくはるか前に(リリーサーへのエンゲージを)スタートしているのです。
 私は時々クリッカー無しでヒンジ・リリーサーを使って射つことがありますが、その場合も(クリッカーを使う場合と)同じようにリリーサーを回し始めて、リリーサーへのエンゲージはサイトが的の真ん中につくはるか前です。確かに、(クリッカー無しでこのタイミングでリリーサーにエンゲージし始めるのは)勇気がいることと言えるので、しっかり練習を積んでマスターしなければなりません。念を押しておきますが、私にとってはこのやり方が合っているということです。

カズンズ選手の話の中で”window of opportunity”という言葉が度々出てきます。絶好の機会という訳が一般的なのですが、エイミングが長くなると機会がどんどん失われていく(窓が閉まっていく)感じを出したかったので、「機会の窓」と訳しました。さて、次回はみんなが気になっているチューニングについて取り上げます。お楽しみに!


Category: PSE, SHIBUYAアーチェリー, SHIBUYAスタディサポート, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

02

24 Wed ~レジェンド、デイブ・カズンズ選手のQ&Aライブ その3

世田谷店の種部です。デイブ・カズンズ選手のQ&Aの第3回目はリカーブからコンパウンドへ転向しようとしているアーチャーへのアドバイスです。

デイブ・カズンズ選手Q&A その3
Q: 現在リカーブを射っているアーチャーからの質問です。リカーブアーチャーがコンパウドを始めるときに失敗しないためのアドバイスをお願いします。またどんなリリーサーがおすすめですか?
Dave Cousins(以下Dと表記):
リカーブボウをある程度射っている人の場合、ヒンジリリーサーの射ち方を理解しやすいと思います。リカーブボウでは弓の抵抗に対して力をかけ続けていなければなりませんし、ある一定の引き尺のところで、引き尺を大きく変えることなくテンションをかけながらホールディングすることを習得しています。さらに正しい射ち方をしているなら、(エイミングしながら)押手側を張って、弓がぶれないで的に向かうように方向性を与える押手の使い方をマスターしているはずです。

 最も大きな違いは、リカーブボウではクリッカーを切るために(ホールでイング時に)引き尺が実際に長くならなければなりません。それがリカーブボウでクリッカーを使って射つ時の基本原理です。一方コンパウンドボウではショットエクスキューションの際に引き尺が伸びても縮んでもいけません。設定した引き尺でカムが回りきって止るコンパウンドボウでは、フルドローした後は引き尺を変化させることなくテンションをかけていくことが求められます。そこが(リカーブボウからコンパウンドボウに転向する際に)適応しなければならない最大のポイントと言えるでしょう。
 そう考えると、ウォール(カムが回りきった時に止まる感覚)が硬めの(コンパウンドボウ)にすれば、引き尺の長さを変えながらクリッカーを切って射つという手順を忘れて、(カムが回りきったところで)止まってテンションをかけていくというやり方をマスターしやすいと思います。リカーブで学んだテクニックは無駄になりませんが、(リカーブに比べると)全体的な動作や伸び合いは大幅に凝縮され、ごく小さなものになるということです。
 私の考え方では、コンパウドの射ち方はリカーブと非常によく似た組み立て方なので、リカーブの経験者はコンパウンドを射つための基礎は既にできていると言って良いでしょう。リリーサーについてはヒンジリリーサー(いわゆるバックテンションリリーサー)がリカーブアーチャーには合うと思います。

Q:同じくリカーブからコンパウンドへ転向を考えているアーチャーからの質問ですが、例えばスープラフォーカスはコンパウドを始めるときの1本目の弓として良いと思いますか?
D:
引き尺にもよりますね。リカーブボウはだいたいが68インチから72インチだと思いますが、スープラフォーカスXLのようなアクセル間が40インチの弓は違和感ないのではないかと思います。ただ、引き尺が28インチ以下の場合は、アクセル間が37インチのノーマルのスープラフォーカスが良いと思います。アクセル間が長くなればなるほど、(フルドローした時の)ストリングの角度が大きくなる(緩やかになる)ので、(リカーブアーチャーにとっても)アンカーリグした時になじみやすいと言えます。
 リカーブではあごの下にアンカーリングしますが、(コンパウンドでは)その引手を45度くらい回転させてあごに付けて、トリングは鼻の先端につけます。(ストリングを鼻の先端に付けるのは)リカーブアーチャーが普段やっていることだと思いますが、引き尺によってアクセル間が38インチか40インチのどちらがしっくりくるかが決まります。目安として引き尺が29から30インチくらいだとしたら、アクセル間40インチ(28インチ以下なら37)が良いと思います。

デフレックスハンドルが魅力のスープラフォーカス


Q:アンカーの話題が出たので、コンパウンドのアンカーポイントの設定の仕方を教えてください。コンパウンドではリカーブほどしっかりしたアンカーの感覚がないように思うのですが、毎回同じアンカーを再現するためのチェックポイントはありますか?
D:アンカーについては、できるだけ多くのチェックポイントを持つというのが私の考え方です。確かにピープサイトというチェックポイントもあるじゃないか、と思うかもしれませんが、ピープサイトはアンカーのチェックポイントとしては最も信頼できない要素なのです。
 コンパウンドのアンカーリングの基本について言うと、まず何よりも先にリリーサーの持ち方をどうするかが重要です。リリーサーを第一関節と第二関節の間でホールドするのが、私が考える基本の位置です。こうすることによって、リリーサーをホールドした手をアンカーポイントにつける時に、手の甲がまっすぐに伸びてフラットな状態になります。これはリカーブでタブを使ってストリングに引き手を取りかけるのと同じ状態ですね。

リリーサーは第一関節と第二関節の間にホールドする


 手の甲をまっすぐに伸ばしてフラットにする理由は、例えばリリーサーに指を深くかけて握り込むと手の甲が曲がった状態になります。その状態を維持するのには何かしらの筋肉が関わることになり、その筋肉のテンションを一定に保つ必要があります。一本の矢を射つ間はもちろんですが、毎射、毎射(手の甲が曲がった状態を)全然一定に保てるはずがありません。
リリーサーをホールドする時には、リカーブアーチャーがタブを使ってストリングに取りかけた時の手の形を思い浮かべてください。私の考えでは両者は同じ形であり、それが(真っすぐでフラットな形であることが)重要な基本だと言えます。

 では、その手をアンカーポイントに持ってきてみましょう。まっすぐでフラットな手の甲は、フルドローした時にあごのラインの前、中間、後ろのどこにつけてもアンカーポイントを形成することができるので、垂直方向の確かなチェックポイントになるのです。 どうやってアンカーするかというと、(人さし指と中指の付け根で形作られた)V字をあごの角にあてるのです。こぶしではなくV字の部分をあごの角につけます。V字の一方の指をあごの角の下側に、もう一方を上側につけると、手は水平でも垂直でもなく、自然に45度くらいの角度になります。この状態であごの角のラインのどこかに(V字を)つけて垂直方向のチェックポイントとすることが、(この後お話しする)前後方向のチェックポイントと合わせてコンパウンドの正しいアンカーポイントを形成するための基本です。
 アンカーポイントのもう一つのチェックポイントは前後方向のポイントです。リカーブの経験があるアーチャーなら、一定の引き尺のところでアンカーリングすること、鼻の先端や唇の端(にストリングが付くこと)で前後の位置が決まるというやり方をそのまま(コンパウンドのアンカーにも)活かすことができます。その点はコンパウドでリリーサーを使う場合もリカーブと同じなのです。

ストリングを鼻の先端につけるという点は、リカーブもコンパウンドも同じ


 コンパウンドボウでリリーサーを使用する場合のアンカーリングの基本要素のラストは、ピープサイトです。残念ながら、ピープサイトはアンカーのチェックポイントとしては最も信頼性の低い基本要素と言えます。というのも、2番目(垂直方向)と3番目(前後方向)のチェックポイントが確立されていなければ、ピープサイト(を覗こうとすること)によって、正しい位置にアンカーすることが妨げられてしまうのです。
 ピープサイトの位置(高さ)は、引手があごの角に沿って前後のどこかにつき、なおかつストリングが鼻の先端や唇の端など顔のどこかについた時のアンカーの感覚をベースにして決められなければなりません。その上で、ピープサイトの上下の位置は、ストリングの真後ろに顔を持ってきたときに自然に覗ける位置に合わせます。そうすることによって、顔向けを一定に保つことができるのです。 ピープサイトはアンカーポイントに合わせて決めらるべきで、その逆(ピープサイトに合わせてアンカーリングすること)はないということです。

 リカーブからコンパウンドへ転向する場合の注意点、いかがでしたでしょうか。
 世田谷店ではリカーブからコンパウンドに転向したスタッフが弓具選びだけでなく、技術面のアドバイスも対応いたします。コンパウンドに興味があるリカーブアーチャーの皆さん、気軽にご相談ください。コンパウンド体験もできます(要予約)。
 次回のデイブ・カズンズ選手のQ&Aは、誰もが悩むリリーサーの切り方、ショットエクスキューションのポイントについてです。もう一つの誰もが気になっているテーマ、チューニングについては第5回で取り上げる予定です。


Category: PSE, SHIBUYAアーチェリー, SHIBUYAスタディサポート, オンライン講習会, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

02

17 Wed ~レジェンド、デイブ・カズンズ選手のQ&Aライブ その2

世田谷店の種部です。カズンズ選手のQ&Aの第2部では「エイミング」についての疑問に答えてくれています。
 コンパウンドアーチャーの悩みの中でも、1、2位を争うテーマではないでしょうか。もう一つの悩みはリリーサーの切り方だと思いますが、カズンズ選手によるとエイミングとリリーサーの切り方は密接に関係しているようですね。

デイブ・カズンズ選手Q&A その2
Q:エイミングの話題が出たのでお聞きします。カズンズ選手はサイトの動きを小さく抑えようとするタイプですか、それともサイトが浮遊するままにするタイプですか?もし、サイトの動きを抑えようとするタイプだったら、どうやって抑えていますか?
Dave Cousins(以下Dと表記):何よりもまず、私は「潜在意識で狙う」タイプです。「潜在意識で狙う」タイプというのは、サイトの動きを解釈しません。それはどういうことかというと、サイトの動く方向や速さを変えようとしたり、サイトが的のある部分に止まって動かなかったりしても、サイトの動きを変えるために身体を意識的に動かそうとしないということです。私は(サイトを積極的にコントロールしようとして)「身体的に狙う」タイプではなく、潜在意識で狙うタイプなのです。
 私にとってのエイミングの定義は、ただ「眺めること」です。たとえば、今これを見ている人が画面の角を指さそうとしたとします。その人はただ画面の角を見れば、自然に指先がそこをさしているはずです。考えて指を動かす必要はないですよね、「指を上げて、もっと上、左へ動かして、もっと左、速すぎる、ゆっくり、おっと行き過ぎたから戻して…」といった具合にね。実はそれ(指を上げてとか、左にとか考えて動かすこと)が「身体的に狙う」ということです。それをやってしまうと、私の考えでは、「機会の窓」が開いているうちに、迷いのない「普通の射」をするために必要な身体的な作業をやり通すことを妨げてしまうからね。

 私は「潜在意識で狙う」方が簡単(に良い射ができる)と思っています。これは私がずっとやり続けてきたやり方なので、少し偏見も入っているかもしれません。私がいつも教えているコツがあります。それは実際に弓を引き始める前に、まず頭の中に10点に矢が当たる射のサイトピクチャー(狙っている時に的、ドット、スコープ、ピープサイトがどういう風に見えているか)を思い描くことです。まず10点とはどういうものかちゃんと定義すると、あるいは11点でも12点(NFAAなどの試合の満点)でも構いませんが、とにかくあなたが試合で射つ満点は、それは的上のある一つの点ですか?それともある範囲のことですか?簡単な問題ですね。「10点」というのは一定の面積を持つ範囲のことです。
 ということは、矢のシャフトがその範囲のどこかに少しでも触れてさえいれば、あなたが望むスコア(10点)が得られるのです。これが意味するところは、サイトピクチャーの中で何かが動いていても許されるし認められるということです。(サイトが)動いていてもだいじょうぶなのです。
 重要なのは、サイトピクチャーの微妙なずれを修正して、常に中心に戻って行くことなのですが、誰もが目の働きによって、サイトピクチャーのずれが自然に修正されるようになっているのです。たとえば車を運転する時のことを考えてください、道路の片側、車の右側には側溝や歩道、郵便ポストなどの障害物があり、日本とイギリスの人はその反対をイメージしてください、左側にはセンターラインがあり対向車がいます。運転を覚えたての頃には、運転はすごく神経をすり減らす作業だったと思います。道路の真ん中をキープしようとして道路の両側の障害物を意識したり、対向車や先行する車を意識したりして運転を修正していたと思います。しかし、経験を積むと意識しなくても修正できるようになり、ほとんど無意識に車を運転していますよね。
 (エイミングも)タイプを打つことやスマホの文字入力や、靴ひもを結ぶことを習得するのと変わりありません。コーヒーの入ったカップを口に持ってきて一口飲むのもそうですが、みんな無意識の(潜在意識によってコントロールされている)動作なのです。どんな形でもシューティングスポーツをある程度練習した人は、「潜在意識で狙う」ことをみにつけているはずなので、(潜在意識の働きに)身を任せるだけで良いのです。

潜在意識のエイミングは、箸を使ってご飯を食べるのと同じ?


Q:エイミングについてもう一つ質問が来ています。カズンズ選手はエイミング中にリラックスするタイプですか、それとも積極的にテンションをかけていくタイプですか?
D:私は「抵抗する」タイプですね。強い力をかけて射ちに行くタイプと言ってもいいかもしれません。実際にどうやって射っているか詳細を説明する前に、私の頭なのかがどうなっていて、どういう考え方をしているかちょっと話しておいた方が良いでしょう。
私にとっては、(エイミング中)ただ突っ立って何かが起きるのを待って受け身の状態でいるよりも、リリースするまでに何か身体的に行う作業があって、それをやり遂げるという課題がある方が良いのです。それが私の射に対する考え方です。
 その射をするために必要な抵抗する力は、実はドローイングしてアンカーポイントに引手を持ってくるよりも前に身体の中で形成されています。1本の矢を射つ作業を表すメーターがあると思ってください。数値はあくまでイメージで、実際の力の強さを表しているわけではないことを断っておきますね。仮に、射つのに必要な力のレベルがメーターの針が「10」をさすレベルだとします。私の場合、ドローイングしてきて、引手側をローディングして、アンカーに引手が到達する段階で、力のレベルはメーターの針が11か12ぐらいまで振り切れています。実際にリリースする瞬間に必要な力よりも大きな力を身体に蓄積しておきます。これは何をしているかというと、一つは自分の身体にここまで力を入れてい良いという限界を教えるとともに、タイミングと力の「機会の窓」が開いているうちに射ち切るために十分な力が蓄えられていることを確認しているのです。
 アンカーリングして、ピープとスコープを同心円に並べて、スコープを的の中心に下ろしていきます。サイトを下ろし始めた時に、リリーサーに「エンゲージ」します(リリーサーを切る作業に取り掛かること)。あなたが使っているリリーサーがストラップリリーサーでも、親指トリガーでも、ヒンジリリーサーでも、(どこかのタイミングで)リリーサーにエンゲージする…人さし指、親指、手を動かしてリリーサーを切るためのモーションを始めることが必要なのです。これは必ずしも、最後まで指や手でリリーサーを切るということではありませんが、とにかく身体のどこかを動かして、リリーサーを切るためのモーションをスタートさせなければなりませぬ。これは特にヒンジタイプのリリーサーでは重要です。ヒンジリリーサーはハンドルを回転させない限り発射されません。単純明快な原理に基づいて作られているわけです。(リリーサーを切るためのモーションを)身体を積極的に動かしてスタートすることが良いかどうかについては議論の余地がありますが、私にとっては積極的にリリーサーにエンゲージして、リリーサーを切る最初の動作をスタートさせることで射がうまくいくのです。
 リリーサーにエンゲージしたら、ゆっくり(サイトを)的に合わせます。引手のローディングやリリーサーにエンゲージすることは、(サイトが)ゴールドにつくはるか前の段階で始まっているのです。(サイトが)ゴールドについたら、引手側に蓄積された力のうち、リリースに必要な力を示すメーターの10を超える部分が押手へトランジットされ、押手のドライブに使われます。ドライブというのは、ショットエクスキューションの際に押手をゴールドにキープすることです。サイトが的につくはるか前の段階で、テンションをかけて、伸び合いのための力を入れているわけですが、それには理由があるのです。

 多くのアーチャーは、カムが回りきって「ウォール」に当るところまでドローイングしてサイトを的につけます。そしてエイミングしている時には、(サイトが)的の一定の範囲を一定のスピードで動いているはずです。サイトの動きが自分の許容するレベルになったときに、(リリーサーを切るための)必要な何らかの動作を起こすことを決断します。押したり、引いたり、あるいはひねったり、絞ったり、祈ったり、指を突っ込んだり、つま先を床に突き刺したり、息を止めたり…それがどんなものであれ、(身体の一部を)ある位置から別の位置に動かそうとする時、その過程で何が起きると思いますか?弓が動いてしまうのです!
 なぜなら(リリーサーを切るために今までとは違う別の)力が加えられることによって、弓を(ゴールドに)保っていたバランスが崩れるからです。アーチャーが(リリーサーを切るために)新たにテンションをかけることによって、弓を保っていた力のバランスに影響が出たのです。そして多くのアーチャーがこの動きを目にすると、いつもより早く動いている、いつもの範囲より大きく動いているので「おや、このままでは10点に当たらないかもしれない」と考えてリリーサーへのエンゲージ(親指で押す、リリーサーを回す、引手を絞るなどの動き)をスローダウンして(サイトを)合わせ直そうとします。   
 サイトを合わせ直したら、サイトの動きが(想定の範囲内、スピードに)落ち着くのを待たなければなりません。サイトが落ち着いたら、「よし、だいじょうぶだ」と思ってリリーサーへのエンゲージを再開するのですが、そうするとまた弓の動きが大きくなります。また、リリーサーを切りに行くのをやめると、サイトが止まりますが、動いては止まる、動いては止まるということを繰り返すことになります。どうですか、こういうのは身に覚えがありませんか?
 もちろんこのやり方でもうまくいくときもあります。しかし、動いたり止まったりを延々と繰り返して堂々巡りになるおそれがあります。動いたり止まったりを繰り返せば繰り返すほど、「機会の窓」はどんどん狭まっていき、リリースに必要な力がどんどん失われて、狙ったところに当てられる確率は急速に失われていきます。こういうことを防ぐために、私はサイトが的につくよりももっと前の段階で、ローディングしながらテンションをかけた状態で弓の抵抗に対抗しながらリリーサーを切るモーションをスタートさせているのです。このやり方をすることによって、私の身体はリリーサーを切るためのテンションをかけながらサイトの動きを安定させることをマスターしているのです。サイトを的に合わせるよりもはるか前に、リリーサーを切るためのテンションが押手側と引手側に分散されてかかっている状態ができ上っているからです。ここで再度念を押しておきますが、私にはこのやり方が合っているということです。
 押し引きのバランスを重視するもっと受け身の射ち方を否定するわけではありません。その人にそのやり方が合っているのなら良いのです。私がここで説明した方法は、他のどの方法よりも私のようなタイプのターゲットパニックには有効だということです。
 私が経験したタイプのターゲットパニックと言いましたが、今活躍しているトップアーチャーで、競技歴の中で何らかの形でターゲットパニックを経験したことがないアーチャーはいないと思います。私が経験したターゲットパニックは、「何も起きない」タイプで、引手をローディングし、リリーサーにエンゲージし、的に向かって押手をドライブする作業を正しい手順で行わないと、サイトが的の真ん中に下りてきた後、サイトが真ん中よりも下について全てが止まってしまいます。(サイトが)6時とか5時とかのゴールドのラインについて動けなくなります。他のタイプのターゲットパニックとしては、サイトが的の真ん中についた時に射とうとするタイプのアーチャーの場合、サイトが的の真ん中についていないと当たらないということを認識しているので、サイトが良い感じの速さで的の真ん中に来た時に「今なら当たる」と思って射ちに行くのですが、それが「予測」や「びびり」、パンチショットなどにつながるというものです。
 私にとっては、サイトが的につくよりも前にリリーサーを切るための力を使い始めるやり方が合っていると言いましたが、それは私のアーチェリーのルーツとも関係があります。私はオリンピックスタイルのリカーブボウでアーチェリーを始めたのですが、リカーブボウでは常に弓の反発力に対抗していなければならないですよね。動きを止めたり、動かしたりしていたら、身動き取れなくなり、的を狙うどころではなくなりますからね。

今回はこの辺で。次回はリカーブからコンパウンドへ転向する際の注意点について解説してくれます。コンパウンドへの転向を考えているリカーブアーチャーの皆さん必見です。


Category: 2021年モデル, PSE, SHIBUYAアーチェリー, SHIBUYAスタディサポート, オンライン講習会, ターゲットパニック講座, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

02

01 Mon ~オンライントーナメントの申し込み

こんにちは、世田谷店の種部です。
 昨今の社会情勢からオンラインが流行っている、というかオンラインを余儀なくされていると言った方が良いかもしれませんが、中でアーチェリーもオンライントーナメントが盛んになってきましたね。例年2月初めに行われている世界最大級のインドアアーチェリーイベント「ベガスシュート」も、今年はCOVID-19感染拡大の影響によりオンライン開催となるようです。
トッププロが参加するチャンピオンシップ部門に関しては、オンライントーナメントの上位選手が4月にサウスポイントホテル&カジノに実際に集まってファイナルを行う予定とのこと。
 WAでもINDOOR ARCHERY WORLD SERIESと銘打ってオンライントーナメントが開催されていて、その第4節が2月12日~2月14日にかけて行われます。
最近問い合わせが多いので、INDOOR ARCHERY WORLD SERIESのエントリーの仕方について解説したいと思います。エントリーの締め切りは2月10日なので、まだ間に合いますよ。

1. まず、WAのホームぺージを開いて、①EVENTをクリックし、EVENT/RESULTページを開いたら②INDOORをクリックします。

2. 開催予定のイベントが表示されるので、参加したい試合のRESITRATIONをクリックします。
今回はFEBURARY INDOOR ARCHERY WORLDSERIESですね。

3. REGISTRATONをクリックするとWAのオープンエントリページ「Open Wareos」へ飛びます。

すでにWAのOpen Wareosに登録済みの方はIDとパスワードを入力して試合の登録ページへ進んでください。初めての方はアカウント登録を行います。

4. ホームページの表記が英語だった場合は、ページの右上にある言語選択で日本語を選択します。

5. アカウント登録する場合は「今すぐ登録する」をクリックします。

6. 必要項目をアルファベットで入力します。すべて入力したら「入力完了」をクリックしてください。

7. 登録が完了したら試合のレジストレーションへ進みます。アカウント作成時に登録したメールアドレスとパスワードを入力し、ログインします。

8. Open Wareosのトップページで参加したい試合を選択します。

9. アカウントに登録されている内容(赤い丸で囲んだ部分)は自動的にエントリーに反映されます。間違いがないかどうか確認してください。

10. クラブ名(学校名や協会名)、カテゴリー(参加種目)、参加セッションを選びます。

●「カテゴリー」から参加する種目を選択します。今回はカテゴリーを選んだ時に参加費が0.00CHFと表示されるので、参加費はかからないようです。
●「参加セッショ」はAsia/Oseaniaを選択します。
●「World Archeryに登録済みの大会とリンクする」という項目はドロップダウンメニューの中に日本の試合はないので、Independent Location[Default]を選択します。
入力し終わったら「入力を完了」をクリックすると参加登録完了です。

11. エントリー受付確認のメールが登録したメールアドレスに届きます。あとはスコアカード提出用のIANSEOのアプリをダウンロードして、既定のスコアカードがメールで送られてくるのを待ちます。スコアカードの配布は2月10日ごろの予定のようです。
 今回試しにエントリーしてみてわかったのですが、WAに登録されている名前が間違ったままだったので、アカウント登録のところで「パスポートに記載の名前が上記と異なる場合」の欄に、正しい名前を入力しました。
 日本に居ながらにして世界のアーチャーと試合ができると思うとわくわくしますね。あ、練習しないと!
 もしわからないことがありましたら、メール(members@shibuya-archery.com)でお問い合わせください。その際は件名に「ONLINE INDOOR WORLD SERIES」と入れてください。


Category: SHIBUYAアーチェリー, アーチェリーの試合に出たい!観たい!, 世田谷店, 大会情報、結果, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

01

28 Thu ~ステファン・ハンセン選手Q&Aその2

こんにちは、世田谷店の種部です。
今日はステファン・ハンセン選手のQ&Aの第2部をお届けします。

Q:何か筋力トレーニングをやっていますか?重いセッティングの弓を支えられるようになるためにおすすめのトレーニングがあれば教えてください。

ステファン・ハンセン選手(以下Sと表記):実はトレーニングは特にやってないんだ。というのも、重いセッティングと言うけれど実際には5キログラムとか4キログラムとか、人が普通に支えられる重さだし、弓を引きながら支えるているわけだし。筋力というよりは慣れの問題だと思う。何日か射ち続ければ、重さに自然に慣れて、重いと感じなくなるもの。
 見ての通り、ぼくはかなり小柄だし力が強いわけじゃない。たくさん弓を射つことで自然に重さに慣れただけで、別にすごいことではないよ。アーチェリーのために特にウエイトトレーニングや何かの筋トレを日々の練習のルーティンには入れていないけど、「重い」弓を引くことがぼくにとってはトレーニングになっているといえるかな。

Q:毎日の練習のルーティンについて教えてください。

S:今は試合の予定があまりないし、モチベーションを保つのが難しい。練習量は多くないんだ。いつもは7時か8時ぐらいに起きて1、2時間かけてニュースを見たり、朝ごはん食べたり、株価をチェックしたりする。それから練習するんだけど1時間から2時間くらいで、あまり長い時間は射たない。ぼくは1度に長い時間射つよりも、短い時間で何度かに分けて練習する方が良いと思っている。長い時間射つと疲れてきて、筋肉にもシューティングにもプラスにならない。
 シューティングのクオリティを重視しているので、長時間射ち続けることはしない。(そんなに長く射ち続けたら)後半はただ弓を射っているだけで練習にならなくなる。練習はただ弓を射つためにやるわけじゃなく、目標を達成するためにやるものだ。
 2時間くらい射ったら昼食を取って、午後からも何時間か練習するというのが、普段のルーティン。今は1日に1回しか練習はしていない。あとは飼っている犬と遊んだりしている。練習しすぎないように心掛けているんだ。今日は自分のシューティングに気なることがあったり、友達一緒に射ったりしたので、結果的に4、5時間射った。とても疲れたよ。身体的にもね。そのうち何時間かはただ射っているだけで、楽しかったけれど練習としてはほとんど意味がなかった。時にはそういう日があっても良いとは思うけど。
 長時間練習することもあるよ、例えば長いインドアシーズンの後にアウトドアを射ち始めた時のように、アウトドアの射ち方に慣れるためにたくさん射ちたいと思うこともある。そういう時は何かを意識する必要はないし、距離を射つことに慣れるために長時間射ち続けるんだ。
 しかし、試合に備える段階では、たくさん射つことよりも、練習の質を重視すべきだ。実は、ぼくは練習で何射したかカウントしたことがない。自分が納得するまで射つだけで、100射だろうが400射だろうが関係ないし、気にしたことがないんだ。
 たとえば、自宅の18mレンジで数回試射をした後に18mラウンドを30射してやめることもある。試合の感覚を確かめるために、30射(試合と同じように)真剣に集中して射つわけだけど、そういう30射はただ漫然と射っている60射や90射に勝るとも劣らないと思う。試合で射っているような集中力で、スコアを意識して(集中して短時間)射ち、また後で同じような短い時間の練習をすることはあるけれど、1日に何射したかはカウントしない…何年も前にコーチに何射したかカウントしろと言われてやったことがある以外はね。

Q:弓具に関する質問です。どんなタイプのドット(スコープの照準点)を使用していますか?また、アウトドアやインドアなど、競技によってドットを変えますか?

S:7倍のレンズに0.039(約1ミリ)インチの光ファイバーピンを使っている。スコープフードの周りに巻き付けられる最も太いサイズだ。アウトドア、インドアもフィールドも、ずっと同じレンズ/ファイバーピンのセットアップで射っているよ。
 3Dだけは違うけど。3Dではもっと径の大きなスコープとより細いファイバーピンに替える必要がある。見たい範囲や光の当たり方など、いろいろと条件が違うからね。

Q:ピープサイトのサイズは?またピープサイトとスコープの間にどのくらいのギャップがありますか?

S:ハムスキー(インサイトピープシステム)のたぶん2番目に小さいホール(3/64インチ)で、Aのクラリファイヤーを使っている。(スコープフードとピープホールの大きさの関係は)意識したことないけど、スコープとピープホールのサイズはほぼ同じだね。ぼくにとって重要なのはクリアに見える(的面がはっきり見える)かどうかで、それが精度の高いエイミングの鍵だと思っている。ピープホールが(スコープフードに対して)大きすぎると(スコープを)真ん中に持ってくるのは難しそうだね、ぼくは実際に試したことないからどういう感じなるのかわからないけど。
 以前、一番小さいピープホール(1/32)を使っていたことがある。一番小さいピープホールは的がクリアに見えるのは良いけど、ちょっと光の加減が変わるだけですごく暗くなって的が見づらくなってしまった。だから、ピープホールをワンサイズ大きくしてクラリファイヤーを使用するようにしているんだ。とても暗い場合でも的がはっきり見えるようにね。おかげで、ベガスシュートのような照明が良くない試合でも、問題なく的をはっきり見ることができる。ニーム(フランスで行われるヨーロッパ最大のインドアトーナメント)は的の上にスポットライトがあるからそういう心配はないね。状況に応じて何か(弓具を)変える必要がないようにしている。何か変えると慣れるのに時間がかかるからね。

Q:近射で的を狙わないで練習をすることはありますか?

S:天気が悪くて外で射てない時に室内で的を貼って射つことはあるけど、基本的に的なしで近射をすることはないね。アーチェリーは楽しいもののはず。的なしで近射するのは退屈すぎるから、楽しいと思える練習をするようにしている。
 だから練習する時は、いつもスコアをつけるようにしているんだ。ぼくは試合が好きなので、例えば(試合と同じように)30射で何点出せるかを意識して射つ、みたいなかんじでほとんど毎回スコアはつけているよ。でも、とても調子が悪い時にはスコアはつけないよ。自分がどんなにひどいかを確認してもしょうがないからね。調子が悪くない時はもちろんだけど、何か新しいことを試すときも必ずスコアをつけるようにして、新しく試していることが自分にプラスになっているかどうかチェックしている。

Q:スコープの話が出たついでに、アルティマCPXIIサイトにあまりなじみのない視聴者からの質問です。サイトへのスコープの取り付け方はどうやっているか教えてもらえますか。

S:びっくりするぐらい簡単だよ。ぼくが使っているシュルードの(ミニマグ)スコープにはサイトへ取り付ける部分にカットアウトがあるので、サイトのスコープを受けるパーツをスコープのカットアウトにはめ込んでスクリューで止めるだけだ。アルミのパーツ同士がはまって固定されているので、スコープには全くガタツキがないし、万が一スクリューが少し緩んだとしてもスコープは動かないようになっている。

Q:エイミング中に意識して(ドットをコントロールしようとして)いますか?それともドットを(自然に動くままに)泳がせていますか?

S:ぼくはどこにドットがあるかを意識しているね。時々意識しすぎることがあるくらいだ。(エイミング中は)ドットを的の真ん中にキープすることに意識を集中している。
 例えば18mだったら、(インドア的の)大きい10点リングの中にドットをキープするのが普通だ。大きい10点というのは、ベガスシュートの10点というかリカーブの10点のことだね。ぼくの場合、ドットがそのあたりにある時にリリーサーが切れれば、矢はインナーテンに当たることがわかっているから、ドットが(リカーブの)10点リングの中を漂っている状態でキープすることを意識している。
 緊張したり、何か余計なこと、例えばリリーサーを切ることを意識しすぎたりした時には、ドットの動きが大きくなることがあるけど、そうなるとますますリリーサーを切るのが怖くなる。緊張するとドットが動く範囲が9点まで広がってしまうと、ドットを的の真ん中にキープすることに集中できなくなって、うまく射党とすることに意識が行ってしまうんだ。

ドットがアウターテンの中を漂っている状態

ドットの動きが大きくなった状態

本日はここまで。次回はターゲットパニックの経験談とリリーサーの使い方についてお伝えする予定です。お楽しみに!


Category: 2021年モデル, PSE, SHIBUYAアーチェリー, トレーニングのすすめ, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2021

01

21 Thu ~ステファン・ ハンセン選手のQ&A その1

こんにちは。世田谷店の種部です。
今日は先日YouTubeで行われたステファン・ハンセン選手のQ&Aセッションの内容を紹介します。
今年渋谷アーチェリーのスタッフシューターに新たに加わったステファン・ハンセン選手については、
あらためて紹介する必要がないくらいのトップアーチャーだと思いますが、
デンマーク出身でジュニア、シニアの両方の世代でターゲットの世界チャンピオンになっています。
フィールドでもトップクラスの選手ですし、最近はアメリカの3Dの大会にもチャレンジしているようです。
実は私、10年くらい前に海外のインドアの大会でステファン選手と同的で射ったことがあります。
すごく良い射ち方の少年がいるなと思ったのですが、実際すごく当たっていました(確か594か595点)。
試合中に思わず「サイトのスポンサー探していない?」と声をかけてしまったくらいです。

前置きはこのくらいにして、Q&Aの内容を紹介していきましょう。
1時間を超えるセッションだったので数回に分けてアップして行こうと思います。

ステファン ハンセン選手Q&A (質問は弊社のフィリップ・クナルが行っております)
質問:使用弓具について教えてください。
ステファン・ハンセン選手(以下Sと表記します):弓はPSEスープラフォーカスXLで引き尺は28-1/2インチ、
60ポンド。サイテーション(PSEのニューモデル)も持っているけど、実はまだあまり射っていない。
もう少し射ち込んでテストしてみないと評価できないね。スープラフォーカスの方が30%くらい安いし、
(メーカーやディーラーとしても)売りやすいモデルだから、僕はスープラフォーカス推しで行こうと思う。
サイトは渋谷アーチェリー(アルティマCPXII)に変えたばかりで、スコープはシュルードでレンズは7倍。

スタビライザーはセンターロッドが(イーストンのハルシオン)30インチでウエイトは30オンス。
サイドロッドは(同じくイーストンのハルシオン)12インチでウエイトは18オンス。
矢はイーストンに変えたばかりなので、まだいろいろ試しているところ。今はインドアシーズンなので、
イーストンのアルミ矢に27径と23径の2318と2315を試している。

質問:スープラフォーカスで標準のカーボンではなくステンレススチールのケーブルガードに変えた理由は?
それからケーブルガードのオフセット位置をどうやって決めていますか?

S:ケーブルガードのオフセットについては特にこだわりはないんだ。いつも3時方向にセットしている。
他の位置も試してみたけど、目に見えて違いがないのでいつも3時方向にセットしている。
スープラフォーカスにステンレススチール製のケーブルガードを使っている理由は丈夫だから。
サイテーションはステンレススチールのケーブルガードが標準装備だから、その点はいいね。
遠征時にボウケースに物を詰め込んだ状態はだと外から大きな力がかかると、
カーボンのケーブルガードは変形したり、破損したりする不安がある。
航空会社のスタッフは、必ずしもボウケースを丁寧に扱ってくれるとは限らないからね。
ステンレススチール製は重いというけど、僕は気にならないし、それよりも剛性が高いのが気に入っている。
またステンレススチールのケーブルガードとPSEの標準装備のローラーケーブルガードの組み合わせは、
どんな天候でもパフォーマンスが変わらないと感じている。

質問:スープラフォーカスからサイテーションに変えた時、シューティングフォームやグリップの感覚にどんな影響がありましたか?
S:まだサイテーションをそれほど射ち込んでいないのでなとも言えないね。スープラフォーカスで結果が出ているので、今すぐスープラフォーカスから変えるつもりはないんだ。スープラフォーカスはすごく自分に合ってると感じていて、ホールディング時の安定感が最高だし、本当によく当たる。
今サイテーションに変えても、スープラフォーカスと同じように射てるとは限らいないし、かえって悪くなることもあるかもしれないという不安もある。スープラフォーカスはサイテーションより30%安いし、
コスパも良い弓だ。僕はお金を払って弓を買っているわけではないから値段の差は問題ではないけど、
とにかく、自分の最高のパフォーマンスを引き出してくれる弓だから今すぐに変えようとは思わない。

質問:スタビライザーに関する質問です。特にウエイトの量に関する質問が多いので、まずウエイトについて教えてください。
S:ウエイトはセンターロッドに30オンス、サイドロッドに18オンス。イーストン純正のウエイトだよ。
タングステンは試したことない。とても高価だし、タングステンに変えた方が良い理由は特にない気がする。
スチール製でじゅうぶん。30オンス分のタングステンウエイトなんて、いくらするか想像すらできない。

質問:スタビライザーに関する質問を続けます。スタビライザーのバランスはどうやって決めていますか?
スタビライザーのバランスを決めるためのチューニング法はありますか?
S:とにかく射って試すこと。ウエイトを1オンス取ったり、足したりして射ってみて良くなるか悪くなるか。
足してみてエイミングが良くなったと感じたらさらに1オンス足してみる。良かったさらに1オンス足す、という風にね。
気をつけないといけないのは、重くしたらエイミングが良くなったような気がすることがあるけど、
それは重さが変わって感覚が変わったから「良くなった」と感じているだけかもしれないんだ。
ある程度射ち込んで重さに慣れてきたときに、本当に良くなったかどうかがわかるので、何か変えたらしばらく射ち込む必要がある。
今はセンターロッドに30オンスも積んでいるけど、その前に前を重くしたり、後ろを重くしたり、
ありとあらゆる組み合わせを試したよ。以前流行っていたようなセンターロッドにほとんどウエイトを積まないで、サイドロッドにたくさんウエイトを積むセッティングとか。結局良くなるか悪くなるか、自分でいろいろ試すしかないんだ。
良いと思ったら慣れるまでしばらく同じセッティングで射ちこんで、それからさらに変えて試してみる、
というようにある程度射ち込んでそのセッティングに慣れる時間が必要。ころころセッティングを変えるのではなくね。

質問:日本のアーチャーからの質問です。ステファン選手が「エイミング中はリラックスしてホールディングすることを重視している」とインタビューで答えているのを見たことがあるのですが、あんな重いセッティングの弓でどうやったらリラックスしてホールディングできるのか疑問に思っているそうです。
そこで質問は、どれくらいの力でホールディングしていますか?あんな重いセッティングで本当にリラックスしてホールドすることが可能なのですか?というものです。

S:リラックスした状態でホールドしようとは思っているけど、実際にリラックスできていないかもしれない。
なんといっても15~17ポンドのホールディングウエイトがあるわけだし、もちろん弓の重量もある。
ただ、僕は多くの人がやっているみたいに伸び合いを続けながらホールディングしているという感覚はない。
(ホールでイングの段階では)僕はエイミングしながらゆっくりリリーサーを切っているだけ。
多くの人がホールディング時に伸び合続けることに意識を置いているようだけど、僕はエイミングに集中していて、動かない(ドットを真ん中にキープする)ことに集中している。
その点が時には問題になることもあって、エイミングを言意識しすぎるために動きが止まってしまい、
引手を動かせなくなってリリーサーを作動させることができなくなることがある。いわゆるフリージングだね。
エイミングに集中しすぎると、リリーサーが永久に切れないように思えることがあるというマイナス面もあるけれど、僕の中では、リリーサーが切れれば矢はエイミングしたところに当たるのが当たり前という感覚なので、エイミングで(ドットを)真ん中に合わせることを意識しているんだ。

本日はここまで。次回はステファン・ハンセン選手のトレーニング観や練習のルーティンについてアップ予定ですのでお楽しみに。


Category: 2020年モデル紹介, 2021年モデル, Easton, PSE, SHIBUYAアーチェリー, カルノテクニカルノート, 世田谷店, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

2020

12

15 Tue ~PSEサイテーションSE試射

こんにちは。世田谷店の種部です。
今回はPSEのニューモデル「サイテーション」のレビューをお送りします。

サイテーションは、定評のあるスープラフォーカスXLのデザインを継承した
PSEのターゲットコンパウンドボウのフラッグシップモデルです。
今回取り上げるのは軸間距離40インチのサイテーションSEですが、来春にかけて軸間距離の異なる
サイテーション36、サイテーション34が順次リリースされる予定です。
特に軸間距離36インチのサイテーション36は、日本の市場にマッチしていると思うので期待大です。

シュートスルーデザイン
サイトウインドウが囲われている「シュートスルー」ハンドルは、従来型のデザインに比べて
ハンドルの剛性が飛躍的に向上し発射時のハンドルの揺れがほとんどありません。
それが直ちにスコアの向上につながるかというと、私くらいのレベルでは実感できないのですが、
気分が飛躍的に向上するのは確かです。何と言ってもシュートスルーデザインは見た目がクールですから。

デフレックス ジェオメトリー
「デフレックス」の特徴はストリングハイトが高いということ。
今主流のリフレックスタイプに比べてトルクの影響を受けにくいというアドバンテージもありますが、
個人的にはストリングハイトが高いことによる構えやすさの方がアドバンテージが大きいと思っています。
射ち起こす際の引手を体に近いところにおけるので、腕の力に頼らないでドローイングしやすいのです。
これは再現性の高い射をするために重要なポイントだと思います。
ドローイング中に矢がレストから落ちやすいという悩みがあるとすれば、
射ち起こし前の姿勢とドローイングの初動に原因がある可能性が高いと言えます。
デフレックスタイプのようにストリングハイトの高い弓のを試してみると良いかもしれません。

ロアースタビライザーブッシング
「ロアースタビライザーブッシング」によりカウンターロッドだけでなく、
センタースタビライザーもハンドルの低い位置に取り付けることができます。
重心が下がり、弓がまっすぐに立ちやすく安定感も高くなるので、
フィールドアーチャーやエイミングの長いハードエイマーにはうれしい機能ですね。

シマビリティ
忘れてはならないのがスプリットリムの間隔が従来モデルより広くなり、
カムのシマビリティ(Simmabilty)が向上したことです。
シマビリティというのはあるPSEスタッフシューターの造語ですね。
PSEのコンパウンドボウはカムとリムの隙間を埋めている「シム」と呼ばれるスペーサーの並べ替えによって
カムの左右のポジション調整を行えるのですが、その調整機能がシマビリティです。
グリップのトルクのかかり方によって適正なカムのポジションが人それぞれ異なります。
カムポジションの調整範囲が広がったことによって自分に合ったカムポジションを見つけやすくなったので、
ペーパーチューニングやベアシャフトチューニングが合わせやすくなるということです。

ちなみに、レストを取り付けて射ってみたところ、1射目でほぼ完ぺきなブレットホールでした。
とりあえずシムを入れ替えたりする必要はなさそうです。

SEカム
スムーズなドローイングと引き尺調整範囲の広さに定評のあるSEカム。

インナーカムモジュールのパーツ(黄色の矢印)を調整することによって
65%・70%・75%の3段階*にレットオフ率を可変できます。
ホールディングのフィーリングを好みに合わせて簡単にカスタマイズ可能です。
*オプションで80-90%レットオフモジュールもあります。

PSEサイテーション40 SEは世田谷店にて試射できます。試射ご希望の方は事前にご予約ください。

ご注文は世田谷店、ONLINE店へ!


Category: 2021年モデル, PICK UP, PSE, SHIBUYAアーチェリー, お知らせ, 世田谷店, 商品レビュー, 新商品、おすすめ, 海外
Proshop Blog トップへ

2020

11

03 Tue ~HOYT2021年ラインナップ情報-その2-

HOYT2021年ラインナップの続きです。
コンパウンドボウも新しいモデルが出ました。

Altus アルタス
軸間距離38インチの長すぎず、短すぎない、日本のアーチャーにぴったりのサイズ感で、スピードと安定感を両立したオールラウンドモデル。
コンベンショナルなデザインでコストパフォーマンスの良い本格的な競技用コンパウンドボウです。
インヴィクタと同様、パラレルリムのような動きをするハイブリッドリムを搭載しており、
カムオプションは、マイク・シュルッサー選手をはじめ多くのトップ選手が使用するハイパフォーマンスカムのSVXカム、
スムーズな引き感のDCXカムの2種類のカムから選べます。
サイトウインドウ下部にアクセサリー取り付け用のカットアウトが設けられており、
QADウルトラレストTRI TARGET RESTがダイレクトにハンドルに取り付けられます。

QAD ULTRA TIR TARGET REST


カラーバリエーションはホワイトライトニング(光沢仕上げ)、マットブルー、マットグレー、マットレッド、ブラック。
全てペイントカラーとなります。

アルタスDCX仕様
●軸間距離:38インチ
●カム:DCXカム
●レットオフ:65%(オプション75%)
●ストリングハイト:6-7/8インチ
●スピード:322FPS
●引き尺:24.5-26 26.5-28 28.5-30(インチ)
●ピークウエイト:30-40 40-50 45-55 50-60 60-70(ポンド)
●本体重量:2,131グラム

アルタスSVX仕様
●軸間距離:38-1/4インチ
●カム:SVXカム
●レットオフ:65%
●ストリングハイト:7-1/8インチ
●スピード:328FPS
●引き尺:24-25.5 26-27.5 28-29.5 30-31.5(インチ)
●ピークウエイト:30-40 40-50 45-55 50-60 60-70(ポンド)
●本体重量:2,131グラム

インヴィクタ37、インヴィクタ40、FXコンプは2021年も残りますが、プロフォースは生産終了となります。
HOYT2021年モデルのお問い合わせ・ご予約は世田谷店、もしくはオンライン店まで!


Category: 2021年モデル, SHIBUYAアーチェリー, hoyt, お知らせ, 世田谷店, 新商品、おすすめ, 注目の記事, 海外
Proshop Blog トップへ

検 索


profile


recent entries

ONLINE
スタッフブログ

calendar

2021.Apr

«    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

recent entries

recent entries