(前回更新の「ラスベガスより~②」より時間が空いたことをお詫び申し上げます。)
②よりつづく・・
先ほどは「World Indoor Challenge」について報告しましたが、
本日は三日目、
ベガスシュート自体も最終日を迎えます。
ベガスシュートはトーナメント形式ではなく、三日間30射ずつを射つだけのはずですが・・
毎年レベルが高くて同点の選手が何人も出ます!
というわけで、最終日はラスベガス名物の「シュートオフ」!
これはほぼ毎年必ず?開催されるといっても過言はありませんね。
そんな中、やはりこちらアメリカで一番注目されるのはCP男子の部ですが、
900点満点を達成した選手は・・なんと13人もいました!
元世界チャンピオンのJimmy ButtsやDave Cousins、
Reo Wilde、世界記録保持者のMartin Damsbo(デンマーク)、
そのほかにも本場アメリカの3Dアーチェリー界が誇る猛者達が集まりました。
もちろんアルティマCPXサイト使用者のGeorge Ryals IV選手も参加です!
そして面白いのが、899点をマークした選手の中でもシュートオフが行われ、
その中で一番点数の高かった選手が、「Lucky Dog」、つまり敗者復活となります。
今回これを達成したのは驚くべき身長と腕の長さで有名なTim Gillinghamです。
パンチショットの名人?でThe Hammerというニックネームの持ち主です。
ちなみに同名のCarter社のリリーサーも彼が開発に関わったそうです!
また、CP女子は共にワールドカップ、世界選手権出場経験のある、
Erika Anschutz選手とJamie van Natta選手が、
898点(つまり三日間を通して2失点!)となり、男子と同時にシュートオフ!
シュートオフは1エンド3射、
最高得点以外の選手が次々と脱落していく方式です。
しかし・・第1エンドはなんと全員パーフェクト!
女子もタイスコアのまま勝負は次へ!
第2エンド、男子ひとり脱落…とはいえ3エンド目に進出はまだまだ13人!
3エンド目からはベガススコア(アウターテン=4cm)から
FITAスコア(インナーテン=2cm)に変更!
さすがに脱落者が増えますね。
Dave Cousinsを含む9名敗退!(もっとも、そのうち29が8人!)
女子はここでもタイのまま次エンドへ!
4エンド目ももちろんインナーテンスコアです!
Martin Damsbo,Keith Trail, Glen Brazell, Reo Wilde選手の4名は、
またもやパーフェクト!
観客もテンションが上がって、本当にわくわくします。
しかし次のエンド・・
Trail選手とBrazell選手が二人とも29点で脱落。
次のエンドからはDamsbo選手、Wilde選手二人だけの本当のシュートオフ。
つまりこの勝負を制したどちらかの選手が真のチャンピオンとなります!
そして奇跡的に、女子もまだまだ勝負つかず!
途中で9点を射ってしまえば、相手も次の射で外してしまう、
まさに一進一退のスリリングな戦い。
次のエンドではついに!
2011ベガスシュートのチャンピオンが決定しました!
CP男子はまたもやReo Wilde!
CP女子は若手女王のErika Anschutz!
これはアメリカCP女子のトップ選手、世代交代か?
ちなみにリカーブは:
男子 Crispin Duenas(カナダ) 297-296-293=886 Frangilliに3点差つけて優勝!
女子 Naomi Folkard(イギリス) 289-289-289=867
競技はこのとおり、無事全て終了しました。
次回はトレードショーについて書こうと思います。
良かったらもう少しお付き合いください
お楽しみに!