新入生を指導する準備は整っていますか?③

みなさんこんにちは。
SHIBUYAアーチェリー新宿店の岩崎です。
今回はハンドルとリムのアライメント調整(弓のセンターショット)についてです。
アーチェリー始めたばかりの方にとっての最初の難関でしょうか。
私もアーチェリー始めてすぐに教えてもらったとき、なかなかうまくいかなかった覚えがあります。(笑)
ハンドルの構造やコツをつかめば意外とすぐできます。
スタビライザーの中心にストリングを合わせた時に上下のハンドルに空いているティラーボルト(裏側)の中心を通っているか確認します。
ずれている場合はハンドルの調整機構で修正します。


調整機構の構造はブロック(黒いパーツ)が有り左右のネジで支えられています。(現HOYT、WIN&WIN)
そのネジを緩めたり締めたりすることでブロックが左右に動きます。
WINのハンドルは調整機構にキャップネジがついているので、外してから調整を始めます。
ワッシャータイプ(旧HOYT、MK KOREA)はブロックに入っている左右のワッシャーの配置を変えることによって調整ができます。こちらは今度説明します。

写真はスタビライザーの中心にストリングを合わせた時、上側のティラーボルトは右に寄ってしまっています。
これをまっすぐにするにはストリング(リム)を右に持っていきたいです。
そのためには調整機構のブロックを右に寄せればストリング(リム)が右に寄るので合っていきます。
①ブロックを右に寄せるには、右のネジを緩めてブロックが右に行く空間を作ります。
②左のネジを締めることによってブロックが空間ができた右に寄っていきます。
③適度に動かしたら緩めた右のネジを締めます。
弦を弾いて確認してみましょう!
この手順で調整しましょう。ティラーボルトが左に寄っていたら逆に動かします。
慣れてきたら上下のボルト片方ずつ確認しましょう。
ネジやワッシャーをどれくらい動かしたらセンターがどれくらいずれるかは感覚で覚えていきます。
今回は上が大きくずれていたので上だけ調整したらまっすぐになりました。
WINの場合キャップネジの付け忘れに注意!

ずれた状態でシューティングを行うと、的中性能が下がるだけでなく、リムがねじれやすくなってしまい、寿命も短くなってしまいます。
次回はレストの高さ、ノッキングハイト、矢のセンターショットについてです。