≪連載≫シューター島田のターゲットパニック講座No.2

みなさん、こんにちは。
想像以上の反響頂きました、リカーブでもコンパウンドでも読める≪連載≫シューター島田のターゲットパニック講座。今回は第2回目です。
歌手・長渕剛の曲で「ひとつ」という歌があります。その中の歌詞に、
♪悲しみは どこから やってきて
♪悲しみは どこへ 行くのだろう
♪いくら考えても わからないから
♪僕は悲しみを 抱きしめようと 決めた
長渕兄貴は、いくら考えてもわからない悲しみを抱きしめようとします。
ターゲットパニックも同じです。
ターゲットパニックはどこからやってきて、どこへ行くのか分からないので
シューター島田はターゲットパニックを抱きしめようと決めました。
そんな、シューター島田がお送りするターゲットパニック講座。今回はリカーブでの事象で、症状の原因と対策を広い視野でみていきたいと思います。

第2章「ターゲットパニックが起こってしまったら」

ーゲットパニックは、不安から来ると前章で述べました。では、実際起こってしまったらどうするべきか、シューター島田的考えを書いていきたいと思います。
例えば、目の前の選手がいきなりクリッカーを切らずに戻りリリースで発射してしまった(クリちょん)。
これが、実はターゲットパニック(以下、TP)の原因になったりします。
通称:クリちょん(クリッカーちょんぼ、クリッカーと麻雀用語を組み合わせた用語)は、人に伝播する恐れがあります。
自分自身がエイミングをしていたならなおさらです。

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ある選手は、目の前の選手がクリちょんした音に反応し、引き戻しをしました。

その選手は、クリッカーを切るための伸び合いに不安を持っていました。

「私もクリちょんしたくない、気をつけないと…」

そう思った矢先、自分も同じくクリちょんをしてしまった。。。

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完全にTPになった瞬間です。では、なってしまったら何をするべきか、考えていきましょう。

まずは、「“勇気を持って”イメージを消すこと」に重点を置きましょう。
イメージを消す方法は、とても時間が必要になる作業です。
その作業を行う上での注意点を書いていきたいと思います。
1、   弓に触れない
2、   過去の良いイメージを捨てる
この2点がとても重要になっていきます。
まず、射つことをしばらく控えましょう。「勇気が必要」なポイントです。時間は最低1カ月くらい欲しいところです。
そして、過去の良いイメージを捨てる。なぜ、こんなことをしなければならないのか。それは、TPの最大の敵「過去の良い自分を追い求めてしまう」という思考に繋がってしまうからです。
みなさんは、この2つのポイントを、勇気を持って行えますか?

≪次回、今回の続きとメンタルマネジメント≫