≪連載≫シューター島田のターゲットパニック講座 No.6

【続き】

リーサーをリリースして負けた、初めての全日本室内が終わり、次の週に行われたTインドアオープンは、恐怖でリリーサーのトリガーに指を触れることができず、途中棄権しました。
しかし、その後は週7の練習で何とか誤魔化しながら射っていました。


年明け、ビッグなニュースが飛び込んできました。それは、世界学生にコンパウンドを、国内選考後派遣するというニュースでした。

シューター島田は思いました。

「俺が歴史を変えた」と。


やっとコンパウンドが市民権を得られ始めた、と。

今思えば、とんだ天狗でしたね。
恥ずかしいです。

春先、選考会が開催されました。選考会には私の他にS選手も参加していました。

H大学のS選手は、私より1年早くコンパウンドを始めた一つ上の選手でした。
N県出身のK・S選手は、リカーブもCPも射っていました。
しかも、成績は全日には出ていましたがシューター島田よりは成績を残していませんでした。
シューター島田は思いました。

「負けるはずがない。いや、負けない」と。


しかしその自信は、72本を射ち、惨敗という形で崩れ去ってしまうのです。

シューター島田は当時、こう思いました。

「関においしいところを持っていかれた」

≪続く≫
※更新スピード上げるので、もう少々ターゲットパニックの思い出にお付き合いください。