2014

08

11 Mon アーチェリーW杯2014 第4戦 ポーランド大会

こんにちは、海外営業担当のフィリップです。

今年もついに後3分の1とちょっと!海外のアウトドアシーズンがシメに入ろうとしています。アメリカのコンパウンドアーチャーがハンティング用の弓具のチューニングを始め、そして世界のトップアーチャーが2014年度アーチェリーワールドカップの最終戦のためポーランドで集う!

今年はアジアグランプリと重なってしまい、アジアの多くの国が出場を回避しました。来月開催のアジア大会に向けて韓国と日本もアジアグランプリを選び、現在台北で戦っています。
そのため、全種目の参加者は合わせて304名とちょっと少なめ。

ただ、参加していなくても、実は今大会は一人の日本人選手に大きな影響を与えています。下方で詳しく説明します!

まず、今大会の成績に関して。

RC男子

ブレイディ・エリゾン選手の大復活劇!ランキングラウンドでは前半345で1位、後半340で同点2位。計685点で2位プリオン選手になんと11点差を付けて、圧倒的な強さで予選1位。その後、WAのホームページ掲載の記事では「今年はずっと調子悪かった。負けるのはもうたくさんだ」と、ポーランドでは負けてられないと話しました。実際、ワールドカップファイナルに進むには、追加点が欲しい状況でした。21点と進出圏内最下位でした。

ただ、世界のトップアーチャーが集う大会ではそう簡単にはいきません。ベスト8まで進んだものの、エリゾン選手はイタリアのネスポリ選手に4対6で敗れ敗退。最終的な順位は5位で、13点獲得となりました。

トップ3は

1位 リック・ヴァンデルヴェン選手 (オランダ)
2位 マウロ・ネスポリ選手 (イタリア)
3位 ジャンシャルル・ヴァラドン選手 (フランス)

ロンドンオリンピック4位のヴァンデルヴェン選手が優勝。ちなみにランキングでも1位で、今年のファイナルでは注目の選手ですね。

RC女子

東京開催の2012ワールドカップファイナルで注目を集めたクマーリ選手が久々に大活躍!予選では676点で1位。しばらく使っていた弓具が合わなく、満足の行くパフォーマンスが出せなかったと話しています。確かに、写真を見ると前から使っていたSamick Ultraハンドルに戻しています。しばらく見ていませんが、5,6年前までは多くのトップアーチャーが使用していた名作のハンドルです。(厳密に言えばホイットのアヴァロンプラスにかなりインスパイアされていますが…)

1位 イーカ・ユリアーナ・ロハマワーティ選手  (インドネシア)
2位 XU Jing選手 (中国) (漢字表記不明のためローマ字で記載させていただきます)
3位 ディーピカ・クマーリ選手 (インド)

インドネシア初の金メダル!予選15位のロハマワーティ選手が現世界チャンピオンのマーヤ・イエーガー、前世界ジュニア王者のタチアナ・セギナを下し決勝戦へ進出。そして7体1で中国の選手に圧勝。去年のアジアグランプリ優勝、ロンドンオリンピック9位と、無名な選手とはよべないロハマワーティ選手がインドネシア代表選手として初めてワールドカップのステージを優勝。

CP男子

マーティン・ダムズボー選手が707点で予選1位。全体的なレベルが高く、20位までの点差がたった10点…ものすごく競争が激しいですね。
残念ながらダムズボー選手は3位決定戦でシブヤ使用選手のダンバエヴ選手(ロシア)に敗れ4位。

1位 ピエール・ジュリアン・デロッシュ (フランス)
2位 レオ・ワイルド (アメリカ)
3位 アレクサンドル・ダンバエヴ (ロシア)

上海大会では2位に終わり、悔しい思いをしていたデロッシュ選手がレオ・ワイルド選手を下し優勝!ちなみに去年もポーランド戦を優勝してます。
両選手がファイナルへの進出を決めたので、リマッチが楽しみですね。

CP女子

ロシアのアヴデーヴァ選手が予選1位。男子と同様に、競争が非常に激しく、トップ5がたった4点差でした。因みにアヴデーヴァ選手と同様にシブヤ使用選手であるアルビナ・ロギノワ選手、サラ・ロペス選手、エリカ・ジョーンズ選手は3,4,5位と上位を占めました!

ただし、今大会を制したのはこれらのトップ常連の選手ではなく…

予選39位のジョスクン選手(トルコ)でした!予選2位のクリスタル・ゴーヴィン選手、3位のロギノワ選手を下しサラ・ロペス選手との決勝戦へ進出。そして同点でシュートオフ、10対9で世界記録保持者を下し優勝!大きな快挙です。WA会長がトルコ人なだけあって、かなり強化に力を入れているようです。これからもトルコの選手に注目です!

1位 ジャンス・エジェム・ジョスクン選手 (トルコ)
2位 サラ・ロペス選手 (コロンビア)
3位 クリスティー・コリン選手 (アメリカ)

そして、先ほども書きましたが、今回の大会結果は日本人選手にも影響を与えています!

実は、今大会前のRC男子のランキングでは菊地選手が8位。その上には韓国人選手が3人入っていたので、実質7位でW杯ファイナル進出圏内!12年の東京開催ファイナルでは古川選手が開催国枠で出場しましたが、それ以外は初めてのことです。
そのすぐ下の順位にはもちろん有望な選手がいっぱい、その選手が高い順位を獲得すると進出が危うくなる…菊地選手は今大会に出場していないため、追加点も狙えないので私もドキドキして見ていました。

ポーランド大会後のワールドカップランキングは下記の通り!

7位までが進出可能。
今大会の成績でエリゾン選手とカミンスキー選手が上に入り、菊地選手は10位。各国で2枠まで獲得可能なので実質は9位。
更に、韓国はアジア大会に向けて、ファイナル出場を回避との噂があり、その場合は7位に繰り上がり出場になるのでは?
個人的には、ポーランドで自力で進出権を獲得する機会を与えてもらえなかったのは少し寂しく思います。アジア大会に向けてチーム全体の強化が優先されるのはわかりますが…

因みに、他の部門ではランキングが下記の通りとなりました:

アーチェリーワールドカップファイナルは9月6~7日まで開催予定です。
その前に、まずはクロアチアで行われるフィールドアーチェリー世界選手権!そしてもちろん進行中のアジアグランプリ!日本代表頑張ってください!


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