ターゲットパニック講座 リカーブ編②

大前提として、練習不足(週に600射できていない)や自分の道具が使いこなせいていないことによる不調を除くこととします。
前回の連載をきっかけに、ターゲットパニックという言葉がかなり浸透し、自分はターゲットパニックだったのか!!と気づいてくれる人と、ターゲットパニックだから射てない、と言い訳のように使う人の2パターンがでてきました。
症状によりますが、リカーブは殆どの場合、射ちながら直していけると思っています。
なので、しっかりとリハビリのつもりで、着実にゆっくりと直していきましょう。
近射では上手くいくのに距離に出るor点取を始めると、急にダメになってしまうのはどのような原因があるのかを考えていきたいと思います。
多くの場合、パフォーマンスの直前の動作に原因が有ります。アーチェリーで言うパフォーマンスとはリリースする瞬間で、直前の動作とは「アンカリング」からの「エイミング」×「伸び合い」です。
アンカリングの方法でエイミングと伸び合いの動作に影響を与え、また、エイミングと伸び合いは同時に行っているので、それぞれが動作に影響します。
どのような’動き’をすると的を狙えなくなり、そして伸び合いができなくなってしまうのでしょうか。
ポイントは’動き’です。
では、パフォーマンスから動作をプレイバックして考えていきましょう。
まずはエイミングです。なぜ、真ん中が狙えなくなるのか?
1,伸び合いが「ズレ」の伸び方のため
2,狙いに集中してしまっているため
ざっくり言うと、エイミングは静止しなければなりません。距離を射ったり、試合になって的を狙ったりする時、当たり前ですが、ピンやドットはある程度は止めなければいけません。しかし、クリッカーを切らなければいけないので「伸び合い」という動きが入ります。でも動いてはいけないんです、ピンが止まらないから、、、
そう、そこです。その「動き」が「ズレ」なんです。
あなたの伸び合いは「ズレ」になっていませんか?
〈次回に続く〉