ニームヨーロッパインドア②

皆様ボンジュール、ニーム滞在中のフィリップです。
今回のヨーロッパインドアも残すは決勝戦のみになりました…始まれば速いものです。

金曜日からブース営業を開始し、大会も同時進行で行われています。ブースが忙しくなると試合の様子がほとんど見に行けないことは毎回の心残りです… 今回は大会に出ることも諦めましたので、遠くからブザーと弦音が聞こえる程度でした。
そんな中、昨日の夕方に携帯で 点数を確認すると、ブレイディ・エリソン選手の点数が前半終了間近にもかかわらず、満点のままだったことに気づきました!ブース営業が終わった瞬間駆けつけました。
残念ながら前半の最終射が9点に外れましたが、エリソン選手は僕らの隣に座っていた義理のお父さんに向かって「大丈夫、後半は外す気がしないよ」といい、余裕の表情を見せました。 そしてその言葉の通り、後半も立て続けに30金を繰り出しました。9エンドめの前に、一緒に来てもらっている宮原(世界学生6位入賞など、トップ選手の経験を持っています)と顔を合わせると、「今回外さなければ行くね」と言われました。
そして9エンドめも30金をマーク。
「決まりだね。」

ブレイディ・エリソン選手、自らの世界記録を塗り替え599点をマーク!やはり目の前で見ると感動的です。

お父さんのメル・ニコルスさんとポーズをとるブレイディ

因みにエリソン選手は最近アパレルブランドを立ち上げ、その帽子に直筆サインをいただきました。帰国したらまた皆様に差し上げる企画を考えたいと思います。

更に、 エリソン選手と同じ部で銀メダリストのジャンシャルル・ヴァラドン選手が後半299点の594をマークしていました。ローカルヒーローなだけあって、注目している観客もかなり多かったように感じました。韓国のGYE Dong Hyun選手と同点の3位通過です。予選通過ラインは575点。

女子の方では去年同じニームで世界記録を樹立したPark Sehui選手が1位通過。やはり韓国選手が上位を占めていました。予選通過ラインは551点。
そしてコンパウンドでは「ミスターパーフェクト」と呼ばれているマイク・シュルッサー選手が首位通過。2位と3位はステファン・ハンセン選手(同じく598点)とイーストン社員のスティーブ・アンダーソン選手。因みに予選通過ラインは589点(8名でシュートオフ)。
CP女子では去年の優勝者であるフランキーニ選手が591点で1位。予選通過ラインは573点。
そして本日は予選の第3、4部と1/16~1/2のトーナメント。
ですが、こちらはまずブース営業!

今回も大盛況でした。アルティマIIサイトを多くの選手や一般ユーザーに見ていただき、ご好評頂けたのが嬉しいです。 そして今回も多くのトップ選手がブースに寄ってくださいました!

リオオリンピック金メダリストのク・ボンチャン選手とか…

パラリンピック銀メダリストのアルベルト・シモネリ選手とか… (パラのメダル、ブライユ点字が書いてあったり、振ると音がしたりで興味深かったです!)

オリンピック出場5回の経験を持つカトゥーナ・ローリッグ選手など!
本日(土曜日)はブースがかなり忙しく、気づいたら夕方でした…大会は既に準々決勝に入っていました。
エリソン選手はなんとロンドンオリンピック金メダリストのオー・ジンヘク選手と準決勝で当たり、両者一歩も譲らずにずっと同点のままでした。ブースから離れられずで見れませんでしたが、近くにいた宮原に聞くと盛り上がりがすごかったそうです!因みにシュートオフでオー選手の勝ちになりました。明日の決勝戦ではヴァラドン選手と争うことになります!
ブースと同じパーク・エクスポジション会場ではコンパウンドの準決勝までの試合が行われました。こちらもデイブ・カズンズ対ステファン・ハンセンなどハイレベルな対決ばかりでした!

ニーム・ヨーロッパインドアはあと一日、3位決定戦と決勝戦と、ニーム独自の予選非通過者のみ出場できるセカンダリー・トーナメントが行われます。こちらも相変わらずブース営業を頑張ってきます!

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