~アーチャーへの道 社会人編 第四十射~

みなさん、こんにちは!

渋谷アーチェリーONLINEの富田です。

先週末は第12回シブヤカップアーチェリー大会が開催され、私も70Mのデビュー戦として参加をしてきました。

1年前のシブヤカップでアーチェリーの試合を初めて見て、1年後の今大会に出場するべく2015年11月末から始めたアーチェリー。この9か月間は、技術の伸び悩みやポンドアップ毎の体力不足もあり、本当に出場できるのだろうかという疑問と不安、周囲からの心配の声もありましたが、色々な方のご協力の下、無事出場するに至りました。ありがとうございました。

70Mデビュー戦の目標は、最初は「的から外さない」、「Mを射たない」等を考えていましたが、目指すところは高い方が気合いも入るだろうということで、

【500アップでスターバッジゲット!】

という非常に大きな目標を打ち立ててみました。70Mでどれだけ点数が出せるかは未知数でしたが、50Mの最高点の258点からなんとなく割り出して、切り良く設定した500点。そしてそれを達成すると憧れのスターバッジをゲットできるということを餌に、急遽前日の公式練習時に設定しました。

さて、試合当日。雨が降ることで有名なシブヤカップですが、朝から降っていた雨も試合直前には上がり、風もなく太陽も出ることは無かったので、非常に良いコンディションの中デビュー戦を迎えられました。前日の公式練習でもしっかり射てたこと、シブヤスタッフやアーチャー仲間も一緒に出場していた安心感もあり、そこそこの緊張感で自身のコンディションも上々。

前半の6エンドは43-34-42-41-42-47、計249点。余裕はないのでスコープを覗かずに肉眼(視力2.0)で確認、合計点も気にしないようにしながら、高い点数に的中させることだけを心掛けて射っていたら、目標の500点も射程圏内のまま後半戦に繋ぐことが出来ました。

そして、後半の6エンド。47-38-33-41-44-35、計238点。目標達成へのプレッシャーと湧き出るいろいろな思考、体力の消耗もあり射ち感も変わってきたため、前半に比べ11点マイナスで後半を終了。

最終結果は249-238、計487点。後半は点数のムラが目立つようにはなりましたが、2点を射ってしまった後にもしっかりと修正出来ていたので内容的にも満足。Mは1度も出さず、10点は7回、そのうちXが2回。そして目標の500アップは叶わなかったものの、『500』の背中は見えているということもあり、全体を通してとても充実感がありました。アーチェリー歴や70Mの練習量に鑑みると、上出来と言っていい程の結果が出せたと思います。

59人中の45位で予選敗退だった私以外、シブヤスタッフ&アーチャー仲間は全員決勝ラウンドへ進んだため、寂しさと悔しさはありましたが、緊張から完全に解放された午後は仲間の応援に徹することにしました。昨年は応援と言ってもルールも分からずにただ眺めているだけでしたが、今年はルールも理解し見る楽しさも分かっていたので、昔から苦手な声出しも「ナイスショット!」「ガンバ!」と自然に出るほどに、とても熱中してしまいました。

1ミリの危うさもなくストレート勝ちしたり、大事なところで10点を当てたり、ストレートで負けてしまうかと思ったら連続ポイントの逆転劇があったりと、オリンピックラウンドという形式のお蔭か、見る方もとても楽しめますね。出場された選手の皆様、お疲れ様でした。次大会のご参加もお待ちしています!

休憩時間に、デビュー戦の記念写真を撮ってもらっていたらONLINE店長の山本と物流の清水も入ってきてくれたので、チームオンラインでパシャリ。こちらのメンバーでオンライン店は仲良く運営しております。

山本は2年連続で男子コンパウンド優勝、清水は女子リカーブ準優勝。いつかは自分も一緒にタイトルを取れるようになりたいですね。まずは次回大会で、オリンピックラウンド出場を目指します。今大会の16位の選手は575点。今から100点もアップしないと越えられない壁ではありますが、有言実行に向けて頑張ります!

さて、業務の一環として始めたアーチェリーでしたが、見事にハマってしまい、デビュー戦も非常に楽しめました。目標のシブヤカップ出場も果たしたので、モチベーションも落ちるかなと自分自身懸念していましたが、新たな目標が生まれました。それは…

①50/30でアベレージ550点!
②70MWで500アップ!
③次のインドアシーズンでスターバッジゲット!

の3つ。目標達成する度に、新たな目標を掲げることで上達を遂げられたこの一年でしたが、今後も引き続き練習に励みたいと思います。もうそろそろ「初心者なんで…」という言い訳も効かなくなってきたので、これからアーチェリーを始められる方々の見本になれる様、かっこいい背中を見せられる様に努力します。

アーチャーへの道は続くよどこまでも。一緒にアーチェリーを楽しんで行きましょう!