~リムについて【アーチェリーをはじめよう!】~

こんにちは。

SHIBUYAアーチェリーONLINEの富田です。

【アーチェリーをはじめよう!】、今回は『リムについて』です。


【リム 商品一覧】

アーチェリーでは、リムのしなりを利用しエネルギーを矢に伝え、現在の競技では最長70m先の的まで矢を飛ばします。リムを付け替えることで体力に合わせて様々な強さ(ポンド)で使用出来るので、年齢や性別問わず同じシューティングラインに立ち、生涯スポーツとして楽しめるのがアーチェリーの特徴ですね。


※引用元:World Archery(https://worldarchery.org/)

競技用のリムは1万円代から10万円代まで価格は様々。ハンドルと同様に、高価格帯のモデルは、材料費や設計費をはじめ、研究開発費などが掛かっているため、全体的に価格と精度(再現性)が比例していると考えられます。

アーチェリーは再現性が求められるスポーツとなります。ポンドアップが完了し、より高い点数を求めるレベルになった時には、リムの精度(正確に矢に力が伝わることや捻じれへの強さなど)は、リム選びの際の重要な基準になると思われます。

そして、中級から上級のリムの芯材には、フォームコアとウッドコア(木製、バンブー製などの自然素材)がラインアップされています。それぞれの一般的な考え方は下記の通り。

■フォームコア:反発する効率が高く、矢速が早い。柔らかい引き心地。

■ウッドコア:ねじれに強く、リムが返る時の安定感が高い。反発する効率はフォームよりも劣るため、フォームと比較すると矢速が遅くなる場合がある。

ONLINE店で取扱のある現行モデルでは、HOYTMK ARCHERYは自然素材のコアのみとなっていますが、WIN&WINは両方のコアがあります。同一モデルで芯材の選択に迷った場合、SHIBUYAアーチェリーONLINEでは、コントロールのしやすさ(引きやすさ)を求めるのであればフォームコアを、捻じれ方向に対する強さやフルドロー時の安定感を求めるのであればウッドコアをおすすめしています。

※好みや感覚につきましては選手により異なる部分になりますので、あくまでもご参考程度にお考え下さい。


※引用元:World Archery(https://worldarchery.org/)

また、リムには接合方式により、グランプリ(ILF:国際標準リム接合方式)とフォーミュラ(HOYT独自の接合方式)の2種類の規格があります。主要メーカーだとWIN&WINは全てグランプリ、HOYTは2規格展開、MK ARCHERYは基本的にはグランプリとなりますがフォーミュラ規格(Fシリーズ)もラインアップされています。同じ規格の組み合わせでないと接合が出来ない(使用出来ない)ので、ご購入の際には今一度ご使用のハンドルの規格をお確かめください。

なお、同じ規格であればメーカーが異なっても基本的には接合は可能となりますが、他メーカーでの組み合わせの場合は表示ポンド通り出ない可能性や、個体差を含め接合部分が固い・緩いなどが発生する可能性がございますので、各メーカーともに同メーカーでの組み合わせを推奨はしております。

というわけで、本日はリムについてご案内させていただきました。次回はその他のアクセサリーを順次紹介させていただきますので、お楽しみに!

※アーチェリーの道具の選び方には諸説あります。記載内容につきましては参考程度としていただき、先輩アーチャーやご指導者様にご確認いただいてからご選択ください。また、ご不明な点などをメールにてお問い合わせいただけましたらONLINE店より回答をさせていただきますので、ご連絡をいただけましたら幸いです。