ULTIMAシリーズ最上級モデル。
新機構の先端脱着機構とポリゴナルカーボンエクステンションを搭載し、
史上最も優れた機能性と振動減衰性を実現しました。
特徴
ポリゴナルエクステンション[特許出願中]
振動を再定義するためにリサーチとテストを重ねて開発した、全く新しいコンセプトのカーボンエクステンション。素材だけでなく形状での振動減衰を追求したことで、理論値※において初期振動の80%以上の振動減衰を実現しました。
クイック チェンジ ウィンデージ
ULTIMA コンパウンドサイト初となるフロントデタッチブロックが搭載されています。
新たに開発された先端着脱機構は、多角形のくぼみを特徴とする2つの「歯」で固定し、これまで以上にコンパクトな構造で、レンチを使用せずに緩まない確実なロックを実現しました。
パーツを追加で用意することで、セカンドアクシスとサードアクシスを設定した複数のスコープを簡単に交換することも可能になりました。
調整幅拡張
ULTIMA CP PROは、ULTIMA CPXIIに搭載されているオフセットマウント機能をベースに、3つ目のオフセットポジションを追加しました。これにより、調整範囲が30%拡大され、多くの弓、スコープサイズに対応できるようになりました。
オフセットブラケットを使用する必要がなくなり、余分なトルクを排除することができます。
新型サイトマウント
確実なロックと再現性を追求した全く新しいデザインの固定システム。
ノブ自体の最大径を大きくすることでこれまでよりも小さな力で確実な固定が可能になりました。エクステンションを押さえる接地面積も大きくなり、シンプルで長時間のシューティングでも緩まない新しい固定システムです。
サイトプレート
ULTIMA CP PROのエレベーションバー両サイドには、金属製のサイトスケールプレートを採用。
両面刻印された8枚のサイトチャートプレートと通常のサイト目盛りが刻印されたサイトプレートが標準付属しており、通常サイト目盛り1種類、サイトチャート全15種類の目盛が選択できます。1面はブランクになっていおり、印刷されたサイトテープを使用することができます。
マグニファイヤ対応
サイト目盛りを拡大するマグニファイヤにも対応。約2倍のサイズに拡大することで確実な調整が可能になります。
製品スペック表
タイプ | 400-6 | 400-9 | |
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エクステンションバー | 6インチポリゴナルカーボンエクステンション | 9インチポリゴナルカーボンエクステンション | |
重量 | 239g | 265g | |
アパチャー ディスタンス(APD) | 最大 191mm 最小 131mm |
最大 265mm 最小 205mm |
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エレベーション | 方式 | ロックダウンレス ジャンプ機構付きスクリュードライブ | |
長さ | 100mm(約4インチ) | ||
可動範囲 | 73mm | ||
可動ステップ | 1回転 1/24インチ(約1mm) | ||
1クリック 1/480インチ(約0.05mm) | |||
傾き調整 | 有り | ||
ヴィンテージ | 可動範囲 | 14mm(他に2ndアクシス部のオフセット+9mm/-7mmあり) | |
可動ステップ | 1回転 1/24インチ(約1mm) | ||
1クリック 1/480インチ(約0.05mm) | |||
対応スコープ | ネジサイズNo.10-32 | ||
2nd、3rdアクシス調整 | 有り | ||
エクステンション | 長さ | 157mm(約6インチ) | 225mm(約9インチ) |
調整範囲 | 2.4インチ(60mm) | ||
調整ステップ | 0.47インチ(12mm) | ||
主な素材 | エレベーション部 | 6000系アルミニウム合金 | |
ボックス部 | 6000系アルミニウム合金 | ||
エクステンション | カーボンファイバー | ||
カラー | ブラック・ブルー・レッド・ガンメタルシルバー | ||
RH/LH | 有り | ||
発売開始 | 2021年 | ||
付属品 | サイトソフトケース No.10-24マウント固定ネジ 六角レンチ 1.5mm/2mm/3mm サイトプレート×1 サイトチャートプレート×8 ブランクテープ 取扱説明書 保証書 |
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オプション(別売) | オフセットブラケット |
ULTIMA CP PRO
開発秘話
Product development
先行して発表していたULTIMA RC PROサイトのコンパウンド版として、トップ選手を中心とした市場からの要望を取り入れ、先端脱着機構・サイトプレートを追加しました。先端脱着機構は、他メーカーで既に採用されている機構ですが、既存の機構は実射による衝撃・振動で緩むことも珍しくありません。我々は、簡易的な機構であり、実射では絶対に緩まない物でなくてはならないと、これまで以上のものを創り出すことを目標に開発をすすめました。
規定(ダブルサイトにならない)をクリアするには片側からのアクションで簡易着脱が出来、再現性が完璧となる形状であることが求められます。数か月の開発期間を経て、多角形のくぼみがかみ合うことで固定する機構を完成させ、数か月にも及ぶテストシュートを経て製品化につながりました。実際のテストシュートでも手で締めるだけでも全く緩まずに長期使用が可能なことが実証済です。