この夏メダル18個獲得!HOYTリカーブが熱い!~その1

投稿:2024年9月19日

 男子個人種目のメダル独占をはじめ、この夏、総メダル数の過半数を超える18個のメダル獲得に貢献したHOYTのリカーブボウ。世界最高峰の舞台で選手から信頼されるHOYTのリカーブボウをピックアップして行きます。1回目はグランプリタイプの【エクシード】です。

キム・ウージン選手(韓国) エクシードハンドル/ヴェロスリム

 韓国のキム・ウージン選手とアメリカのブレディ・エリソン選手が対戦した男子個人のゴールドメダルマッチではフルセットの末、タイブレークのシュートオフとなりどちらも10点を射ち、ターゲットの中心からの距離差(しかも、わずか数ミリの差)で勝敗が決まりました。史上最高の決勝戦と評される名勝負を演じたキム・ウージン選手とブレディ・エリソン選手の手にはHOYTグランプリ 【エクシード】ハンドルが握られていました。ちなみに銅メダルを獲得したリー・ウソク選手(韓国)が使用していたのも【エクシード】でした。

ブレデイ・エリソン選手(アメリカ) エクシードハンドル/アクシス ウッドコア

 【エクシード】は最新モデルではありませんが、根強い人気があるモデルです。HOYT独自の【ストリングテンションテクノロジー】を最初に搭載したグランプリモデルですね。ブレディ・エリソン選手は2023年のワールドカップファイナル後に肩を負傷し、インドアシーズンからずっと本来の引き尺で引けない状態で、調整やチューニングにかける時間が取れなかったため、エクシード1本に絞って試合に臨んだそうです。

ストリングテンションテクノロジー
リムポケット内に搭載されたリムロッカーというパーツのポジションを変えることで、クリッカーエリアでのリムの引き感をカスタマイズできる画期的な機能です。一組のリムで、スムーズな引き感と張りのある引き感を引き出すことが可能になっています。また、【ダブテイルセンター調整ブロック】【バータチューンクリッカープレート】など、最新モデルに標準装備されている機能も備えています。

■ダブテイル センター調整ブロック
 ストリングを張ったままハンドルとリムのアラインメントをマイクロ調整できる機能です。リムの着脱が簡単で再現性が高い、ホイットのダブテイルリム接合方式は、いまや世界標準規格となっています。

■バータチューンクリッカープレート
 クリッカーエクステンションと一体になったレストプレートは、プランジャーホールの上下の位置を調節できるHOYT独自の機能を備えています。40年前にHOYTの創業者アール・ホイット氏によってデザインされた伝説のリカーブハンドル、【ゴールドメダリスト】に初めて採用されたバータチューン機能を受け継いでいます。

リー・ウソク選手(韓国) エクシードハンドル

■ダイナミックバランスデザイン(DBD)
 ハンドルの両端の重量を増やしたダイナミックバランスデザインにより、リリース時リムが返るフェーズでハンドルが動きにくくなっており、射の再現性が向上しています。弓の飛び出しについて語られることは多いですが、弓が飛び出す前、ストリングがリリースされてリムが元の位置に返って行く段階では、リムが前に進む力の反動でハンドルはアーチャー側に押されています。この時ハンドルが動きにくいことが、精度の高いシューティングを可能にします。

最新モデルではありませんが、トップ選手から支持され続けるHOYTグランプリ 【エクシード】ご注文・お問い合わせは渋谷アーチェリーオンライン店・世田谷店まで!