大人気!Formula Xiハンドルレビュー!
投稿:2022年1月19日皆様こんにちは!
渋谷アーチェリー世田谷店の佐藤です!
今回ご紹介させていただく製品は、HOYT社の「Formula Xi」ハンドルです!
「今更?!」とお思いのそこのお客様!
発売から約2年たっている今でも根強い人気がある理由や使用感についてレビューしていこうと思います!
人気の秘密を探ってみた!
ブレディ・エリソン選手/写真提供WA
ケーシー・カウフホールド選手/写真提供WA
HOYT社のFormula使いといえば、ブレディ・エリソン選手が有名ですよね!
ジャック・ウィリアムズ選手やケーシー・カウフホールド選手など、アメリカでの使用率はもちろんのこと、フランスのジャン=シャルル・ヴァラドン選手やオーストラリアのテイラー・ワース選手もFormulaシリーズを愛用しております!
メテ・ガゾス選手
また、2021年に行われたワールドカップにおいて、表彰台に立っている選手は8~9割の使用率でした。さらに、7月~8月にかけて行われた東京オリンピック大会においてはトルコのメテ・ガゾス選手が男子個人金メダル、韓国のオ・ジンヘク選手が男子団体金メダルを獲得するなどのフォーミュラXiが大活躍している出来事などもありました。
前作のモデルであるFormula Xはハンドルの重量が1252g(カタログ値)でしたが、Formula Xiでは1224g(カタログ値)と軽量化されております。(28gはウエイト1個ほど)
軽量化されていることにより、今まで以上に幅広いウエイトバランスが実現可能となりました。
さらに、新採用された「ストリングテンションテクノロジー」ではチューニングに変化を起こさず、3段階に分けてリムのFX曲線を変化させることができます。
- ポジション#1(外側)
パフォーマンス重視の仕様。ストリングテンションが最も高いセッティング。
- ポジション#2(中間)
ハイブリッド仕様。パフォーマンスとスムーズなドローイングの両立。
- ポジション#3(内側)
最もスムーズなドローイング仕様。ストリングテンションが最も緩いセッティング。
クリッカーを切る過程の、特に最後の1-2ミリが最もなめらかに感じられる仕様。
以上のように、ハンドルが軽くてウエイトの調整からリムの調整まで、幅広い調整ができることが人気の高いポイントですね♪
そして、エクシードやXiハンドルで使用可能な「バータチューン/アルティマレストシステム」も2020年の11月に発売されました。
クリアランスを最大限に良くするため、アルティマレストがバータチューンへ埋め込めるよう設計されております。
アウトドア競技の使用はもちろんのこと、大口径シャフトなどの使用をするインドアシーズンも大活躍すること間違いなしです!
ハンドルを実際に使用してみて
初めて手に取った時の印象は1番に「軽い」と感じました。
左右のセンター調整についてもリムを装着したまま、六角レンチで緩めて調整できる点も簡単でおススメできるポイントです。
バータチューンプレートは、ブレディ・エリソン選手やジャック・ウィリアムズ選手などアメリカの代表選手が1番上に設定していることも確認できたため、ミディアムとハイの2種類を試してみました。
- ミディアム…安定感のあるマイルドなグルーピングをしている印象
- ハイ……感覚の再現性が高いときに、10点よりXに集まるような尖ったグルーピングをする印象
2種類を試して私が選んだのは、再現性が高いときに集まる感覚がした「ハイ」のバータチューンです。
サイトの位置に関しては、それぞれ適正なノッキングポイントの位置にチューニングする必要があるため、サイトの高さは変わりませんでした。
矢のグルーピングは、グリップのプレッシャーポイントからプランジャーホールまでの距離が離れると悪影響を与えるという話もありますが、問題なくグルーピングしている印象です。
ストリングテンションテクノロジーは、フルドローの際にリムの張りを感じたいため「ポジション#1」のハイパフォーマンス仕様で利用しています。
実射した時にはFormula独自のリムポケットの構造のおかげか、振動もカーボンハンドルのように少なく、アームガードに弦が当たっていた回数は減りました。
インドアの使用時でもハンドルのフェイス側がサイトピンと被ることなく利用ができることも確認できています。
標準搭載のグリップに関しては少し気になる個所を削りましたが、手の当たる面の部分は加工なしで使用できるほど押しやすく、無駄な力が入らないような形になっていると感じています。
「ハンドルが気になる!」「射ってみたい!」と思った方は世田谷店で実射ができますのでぜひご来店くださいませ♪
弓具のご相談などもお待ちしておりますので、ぜひ渋谷アーチェリー世田谷店をご活用ください!