~自然なリリースのために。おすすめのレジスタンス・リリーサー2022年モデル~

投稿:2022年3月9日

こんにちは。渋谷アーチェリー世田谷店です。

ドローイングし続けるだけで自然にリリースされる理想のリリーサーとも言えるレジスタンス・アクティベートリリーサーのニューモデルが今春TRUボールとSTANから発売されます。TRUボールのニューモデルについては以前ブログでも取り上げたのでご存じの方も多いかと思いますが、トップシューター、ジェシー・ブロードウォーター選手のシグネチャーモデル【アビスXテンション】が4月頃発売予定となっています。

STANのレジスタンスリリーサーのニューモデルは【オネックス・レジスタンスリリーサー】で、同じデザインで【親指トリガーモデル】【ヒンジモデル】もラインナップされています。作動方式が異なっても、弓のセッティング(Dループ、ピープサイトの位置など)を変えることなく使えるので、練習や試合の状況に応じて使い分けたり、クロスライントレーニング的に使ってショットエクスキューションのメンテナンスやレベルアップの練習に使ったりすることができます。

STAN オネックス レジスタンス

STAN オネックス レジスタンスリリーサー

【オネックス・レジスタンスリリーサー】はサムポストを押しこむとシアーがロックされる方式なので、レバーを抑えた状態でドローイングし、ホールディングすると同時にサムポストを放してロックを解除するという手順で使用します。これはヒンジリリーサーの場合と同じ流れなので、このリリーサーをマスターすればヒンジリリーサーにも対応しやすいと言えます。シアーが解放される強さは4ポンド~38ポンドまでマイクロ調整可能なので、市販のあらゆるコンパウンドボウに対応しています。

ハンドルサイズはミディアム・ラージ・エクストララージの3種類で、ほとんどの日本人の手にはミディアムが合うと思います。サムポストはバーの長さを調節可能、また薬指部分は別パーツになっていて、3フィンガーと4フィンガーに切り替えたり、角度も調整できたりするので、自分のシューティングスタイルに合わせてカスタマイズしやすくなっています。

内部パーツには金属表面にナノレベルの薄膜をつくることで優れた耐摩耗と低摩擦係数の表面を形成するDLCコーティングが施されているので、切れの良い作動感が長期にわたって保たれます。シアーが解放される瞬間の感触は、ストレスのないエイミング~リリースの流れを作る上で欠かせない要素です。サムトリガーリリーサー(親指トリガータイプのリリーサー)で、トリガーが切れる寸前に内部の帰属パーツが擦れる感触が手に伝わってきたら、ビビッて射てなくなってしまいます。

【オネックスレジスタンスリリーサー】には【トレーナーロック】というフックをロックして発射できなくする機構が標準装備されています。トリガートレーナーロックピンを所定の位置にセットすると、設定した荷重をこえてシアーが解放されてもフックがロックされているため発射されることはありません。家で素引きして安全にリリースの練習が可能になります。

押すか放すか?それが問題。

レジスタンスリリーサーを選ぶ時の最重要ポイントは、セーフティーレバーを押してロックを解除するのとサムポスト/セーフティレバーを放してロックを解除するのと、どちらがストレスを感じないか、にあると思います。「押す」か「放す」かは、人によって好みが分かれるところだと思います。「押す」タイプのレジスタンスリリーサーは、作動する負荷の設定を変えるだけでサムトリガーリリーサーとしても使えるので、クロスライントレーニング的に使うのに便利です。

TRUボール アビスXテンションリリーサー

一方でトリガーを押そうとするとビクッとなるような問題を抱えているアーチャーは、放すタイプの方がストレスなく練習に集中できるでしょう。私は「押す」タイプよりも「放す」タイプの方がストレスなくロックの解除ができるので、STANパーフェックス・レジスタンスリリーサーを同じパーフェックスのサムトリガーと併用して使っていました。ちなみにSTANのサムトリガーのリリーサーはカーター以外で唯一、私の理想の「ゼロトラベル」設定になるモデルでした。

TRUボールの【アビスXテンション】もSTANの【オネックス・レジスタンス】もハンドルを3フィンガーと4フィンガーに切り替えることができ、薬指~小指部分のパーツの角度も変えられるなどカスタマイズの範囲が広いので、いろいろなアーチャーの手に合う設定が見つけられると思うので、ハンドルデザインはそれほど重要な選択肢ではないと思います。

ただ引き続けるだけで自然にリリースできる理想のリリーサー、レジスタンスリリーサーのご予約は渋谷アーチェリー世田谷店ONLINE店まで!