~ガゾス選手のガッツポーズが生で見られる⁉
投稿:2022年7月13日SHIBUYA ARCHERY CLASSICに参加が確定した東京五輪のゴールドメダリスト、メテ・ガゾス選手。東京オリンピックではブレディ・エリソン選手、古川高晴選手といった強豪を倒して決勝へ進出。ゴールドメダルをかけてイタリアのベテラン、オリンピックのメダリストでもあるマウロ・ネスポリ選手と戦いました。2セット目までリードを許しながら3セット目で追いつき、セットポイント4-4で迎えた最終セット、ガゾス選手は最後の一射を10点に入れてゴールドメダルを獲得しました。
東京オリンピック決勝戦後のインタビューで「もう最高です。ゴールドメダルを手にして、ここに立っているなんて、本当に最高の気分です。2016年のリオ・オリンピックの後、次の東京大会ではオリンピックチャンピオンになると自分と約束していました。」「本当に必死に取り組んできましたし、表彰台の頂点に立つために必要なことは全てやりました。このゴールドメダルを手にすることができて本当に幸せです。」と喜びをあらわにしていたガゾス選手。リオ大会では17位と活躍できずに終わっていました。その悔しさをバネに東京オリンピックに向けて準備をしてきたのでしょう。
ガソス選手のコメントの中で一番印象的だったのは、決勝戦を振り返って語った「(試合を決めた最後の)あの一射は練習場で毎日練習していた」というもの。
アーチェリーはメンタルなスポーツと言われています。試合を想定して練習することが大切とよく言われますが、それはただ単に試合形式で練習するということではなくて、ガゾス選手のように試合のあらゆる状況を想定してその場にいるつもりで射つ、いわゆるメンタルリハーサルを行うことなのですね。
頭の中で実際の試合会場、風、歓声などをイメージして射つメンタルリハーサルというのは、アーチェリーでは目新しいことではなく、1988年のソウル・オリンピックのゴールドメダリスト、ジェイ・バース選手も大会前に徹底してメンタルリハーサルを行っていたそうです。当時アリゾナ州立大の学生だったバース選手は、大学の射場でオリンピックの舞台をイメージしながら練習し、最後の射を放った後に勝利のガッツポーズと雄たけびもやっていたそうです。ガソス選手も、毎日地元の練習場で独特のガッツポーズを決めるところまで練習していたのでしょうね。
SHIBUYA ARCHERY CLASSICは、ゴールドメダリスト ガゾス選手のシューティングを実際に目にするチャンスでもあります。あのガッツポーズも生で見られるかもしれません。同じく参加が確定している古川高晴選手との再戦もあるかもしれません。SHIBUYA ARCHERY CLASSICはおかげさまでエントリーは定員に達しましたが、当日は試合を観戦できますので7月30日と31日はぜひ夢の島公園アーチェリー会場へ足を運んでみてください!