~ウルトラビューUVボタン リリーサーの使い方…トリガーを押さないで親指トリガーを切ることができる?
投稿:2023年1月5日親指トリガーのリリーサーを使いこなすためのポイントは、親指でトリガーを押さないことだと思います。何言ってるかわかんない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、トリガーを押さないで切るのは意外に簡単でストレスも少ないのです。エイミング中はドットの動きが気になったり、ミスしたら…という不安がよぎったりといろいろとストレスがかかるものですが、特に試合になるとストレスも大きくなり練習通りに射てないという経験が誰しもあると思います。トリガーを押すことを意識しないで、ただドローイングし続けていれば自然にリリースできると再現性の高い射ができ、試合のプレッシャーの中でも練習と変わらないパフォーマンスを発揮しやすくなります。
動画を見ていただければわかると思いますが、トリガーに親指をかけた後は手や指では特に何もしていません。ただ引っ張り続けているだけです。イメージとしては手のひらが開くような感じですが、実際に形が変わって見えるほどの動きはありません。
親指をトリガーにしっかりかけることが重要です。正しい位置に親指をかけてドローイングを続けていれば、親指の腹とトリガーのテクスチャーの摩擦でトリガーに圧がかかって自然に切れます。
別の方向(動画3)から見ると、手の甲がフラットになっていてリラックスしていますね。リリーサーが引き手の指の第一関節と第二関節の間に引っかかっている状態になっています。鉄棒に指先でぶら下がっているようなイメージでしょうか。指を開くのではなく、手のひらが広がっていく感覚です。
親指を深くかけようとして手を握りこむ動きをしてしまうと、このテクニックは成立しません。握りこむ動きによって①引き手の肘が戻る(矢筋からドローイングしてきた方向と反対にずれる)ことと②手や腕に余計な力が入ってしまい、ドローイングを続けてもトリガーに圧がかかりにくくなります。また、リリース後の手の動きを比較してみるとわかりますが、動画3のように手の甲がフラットでリラックスした状態だと、トリガーが切れた後ドローイングを続けていた方向に勢いよく引き手が飛びます。これに対して握りこんで余計な力が入った状態では、解放された後の引き手の動きはぎこちなく、方向もドローイングの方向とは別の方向に動きます。
練習方法としてはいきなり弓を射つのではなく、ひもやフィンガースリングなどにリリーサーをかけて、目の前にリリーサー持ってきて、リリーサーの持ち方や親指のかけ方を目で見て確認しながら練習することをお勧めします。慣れてきたら、やはりひもやフィンガースリングで、今度は見ないで同じ持ち方や親指のかけ方ができるように練習します。テレビで映画を見たり本を読んだりしながら、視界の外でトリガーを切る練習を行うと、テクニックを潜在意識下に定着させやすくなります。新しいテクニックにじゅうぶんになれたら、実際に弓を使って近射で試してみましょう。実際に弓を使って、ひもを使ってリリースする時のように自然にトリガーが切れるようになったら、的に向かって練習してみましょう。段階を踏むことによって、確実に新しいテクニックをマスターすることができます。
アメリカのトップコンパウンドアーチャーで多くの若手トップアーチャーを育てたコーチでもある、ジョージ・ライアルズ氏がUVボタンの練習方法の動画【The Magic Secret-How to shoot a releas】を上げているのでそちらも参照してみてください。リリーサーをマスターするための魔法のカギということで、トリガーを切るメカニズム、練習方法について解説しています。
ここからは宣伝です。このテクニックをマスターするのに最適なリリーサーがあります。それはウルトラビューの【UVボタンリリーサー】です。手になじむエルゴノミックデザインのハンドルと、トリガーのポジションの調整範囲が広く、確実に固定されるデザインのトリガーはウルトラビューらしい設計ですね。一番重要なポイントはトリガートラベルをほぼゼロに設定可能なことですね。リラックスしてトリガーを切るテクニックではトリガートラベルは致命的な要素です。
さらに【UVボタンリリーサー】の特徴として、ドローイングの方向に力がかかると作動しやすいトリガーの構造があげられます。写真のAの方向に力がかかるとトリガーが作動するように設計されており、パンチショットしようとしてBの方向に押しても切れにくいのです。このトリガーメカニズムによりリラックスして射つテクニックをマスターしやすくなっています。
また、同じテクニックを使ってトリガーレスリリーサーを射つことも可能です。【UVボタンリリーサー】はウルトラビューのトリガーレスリリーサー【ヒンジ2】と同じデザインなので、トリガーとトリガーレスをアンカーやピープサイトの位置を変えることなくクロスオーバーして練習することが可能になっています。
インドアシーズンの間に再現性の高いリラックスしてトリガーを切るテクニックをマスターしてみてはいかがでしょう。アウトドアシーズンにはストレスフリーなアーチェリーが待っているかもしれません。どうしてもリリーサーの使い方でお困りの方にはCPLのパーソナルサービスもございますので、一度お試しください。
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