~オリンピック・パリ大会の枠取りが始まっています!

投稿:2023年7月1日

先ごろ行われたヨーロッパ競技大会(アジア大会のような複数の競技の大陸選手権大会的なもの)で、パリ大会の枠が埋まり始めました。SHIBUYAアルティマRCサイトを使用するイギリスのペニー・ヒーリー選手がイギリスの出場枠獲得に貢献しています。

パリ大会のアーチェリーの出場枠は128(男女各64ずつ)で、開催国枠と招待枠を除いた118のスポットを今年から来年にかけて行われる大会の上位の選手に振り分けられて行くことになります。

WAのホームページによるとパリ大会の出場枠の内訳は以下の通りです。

開催国枠:6枠(男女各3枠)
●開催国の男女1チーム(男子3枠、女子3枠)

団体枠:66枠(男女各33枠)
●2023年世界選手権の団体戦の男女上位3チーム(男子9枠、女子9枠)
●ヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸の競技大会の男女優勝チーム(男子9枠、女子9枠)
●最終予選会の男女上位3チーム(男子9枠、女子9枠)
●2024年6月24日の時点でのWAのチームランキングの上位2チーム(既に枠を取っているチームを除く)(男子6枠、女子6枠)

ミックス枠:10枠(男女各5枠)
●ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、オセアニア、アジア各大陸の大陸競技大会のミックス戦の優勝チーム(男子5枠、女子5枠)

個人枠:42枠(男女各21枠)
●2023年の世界選手権の男女上位3名(男子3枠、女子3枠)
●ヨーロッパ、アジア、アメリカ各大陸の大陸競技大会の男女上位2名(男子6枠、女子6枠)
●各大陸の予選会の男女上位選手:ヨーロッパ3枠、アジア2枠、アフリカ2枠、アメリカ2枠、オセアニア1枠(男子10枠、女子10枠)
●2024年最終予選会の男女上位2名(男子2枠、女子2枠)

招待枠:4枠(男女各2枠)
●招待枠男女2名(男子2枠、女子2枠)

団体で出場枠をすでに獲得している選手が個人の成績で枠取りの順位内に入った場合は、個人の枠はその次の順位の人が繰り上がって獲得することになります。

パリ大会の出場枠の対象試合(2023年6月1日付)

第1段階 世界選手権
●2023年8月1日~6日 ベルリン(ドイツ) 男女の団体上位3チームと個人上位3名

第2段階 大陸競技大会*
●ヨーロッパ競技大会 2023年6月23日~29日 クラコフ(ポーランド) ミック戦の優勝チーム、男女の個人上位2名
●アジア競技大会 2023年10月2日~8日 杭州(中国) ミック戦の優勝チーム、男女の個人上位2名
●パンアメリカン競技大会 2023年11月1日~5日 サンチアゴ(チリ) ミック戦の優勝チーム、男女の個人上位2名
●太平洋競技大会 2023年11月21日~24日  ホニアラ(ソロモン諸島) ミックス戦の優勝チーム

*アフリカ競技大会の競技種目にアーチェリーが含まれていないため、当該イベントのミック戦の枠は大陸に関係なく獲得可能な枠として最終の予選会へ振り分けられることが確定しているそうです。

第3段階 大陸ごとの予選会
●アジア 2023年11月3日~12日 バンコク(タイ) 男女の団体戦の優勝チームと個人の上位2名
●アフリカ 2023年11月8日~12日 ナブールシティ(チュニジア) 男女の団体戦の優勝チームと個人の上位2名
●アメリカ 2024年4月8日~14日 メデジン(コロンビア) 男女の団体戦の優勝チームと個人の上位2名
●ヨーロッパ 2024年5月3日~12日 エッセン(ドイツ)男女の団体戦の優勝チームと個人の上位3名
●オセアニア 未定

第4段階 最終予選会
●2024年6月15日~16日 アンタルヤ(トルコ) 男女団体の上位3チームと個人の上位2名*。
*第1~第3段階で振り分けられなかった枠が追加される可能性あり。

世界選手権の約1ヵ月前には夢の島公園アーチェリー場でSHIBUYA ARCHERY CLASSIC 2023が開催されますが、この大会出場者の中からオリンピック枠を獲得する選手が出てくるかもしれませんね。トップアーチャーのハイレベルな戦いを間近に見るチャンスです。7月8日~9日は夢の島公園アーチェリー場へ!