HOYTコンパウンドボウ2025年ニューモデルRX-9SD&AX-2SD!

投稿:2024年11月16日

 HOYTのハンティングモデル、カーボンハンドルの【カーボンRX-9】とアルミハンドルのハイエンドモデル【アルファAX-2】が発表になりました。日本では需要がないジャンルのモデルですが、ショートドローモデルがラインナップされているので、引き尺が短いアーチャーでハイエンドモデルを求めているターゲットアーチャーは関心があるのではないかと思いピックアップしてみました。

カーボンRX-9SD
 【カーボンRX-9】はHOYT独自のカーボンパイプをハンドルに使用したカーボンコンパウンドの最新モデルです。ターゲットモデル同様、カム、リム、リムポケットとハンドルデザインを全面的に見直してパフォーマンスがさらにアップしているとのこと。カーボンハンドルの特徴は、冬気温が低い中で持った時にハンドルが冷たくないこと…もありますが、最も際立っているのは同じ重さのアルミニウム合金にくらべると3倍強いと言われる丈夫さと振動減衰性の高さにあります。SDモデルは軸間距離が30-5/16インチと短いのですが、フルドロー時にストリングがカム軸から外側に離れた位置から出ているHOYTオプティマイズド ジェオメトリー設計のおかげで、2インチくらい軸間距離が長い弓と同じストリングアングルでホールディングできます。

アルファAX-2SD
 アルミニウムハンドルのハイエンドモデル【アルファ AX-2SD】は、30インチを切った軸間距離と1,800グラム台の本体重量のコンパクト&ライトウエイトコンパウンドボウです。ホイット独自のテックブリッジデザインのハンドルは軽量ながら高い剛性を保っています。軸間は29-1/2インチと非常にコンパクトですが、【カーボンRX-9SD】同様、HOYTオプティマイズド ジェオメトリー設計のおかげでフルドローした時のストリングアングルは一般的な軸間距離31インチのコンパウンドボウと変わらない角度になります。ストリングアングルが鋭角になるほど、ピープサイトと目の距離が離れ、ストリングが鼻につきにくくなるなど、エイミングの再現性にマイナスの影響が出ます。フィールド競技のように打ち上げ、打ち下ろしの場面では致命的な問題となる可能性があります。HOYTオプティマイズド ジェオメトリー設計を取り入れた【アルファ AX-2SD】はハンティングモデルながら、射ちやすさも追求したモデルと言えます。

HBX Gen4カム
 HBX Gen44トラックシステムを採用し、カムの左右にかかるケーブルのテンションが均等になるよう改良されたHBXカムの第4世代モデルです。【カーボンRX-9SD】【アルファAX-2SD】に搭載されているのは、HBX Gen4カムを23~27インチという短い引き尺の範囲で、効率良くパワーを引き出せるように設計されたHBX SDカムです。
 ターゲットモデルのSCTRカム同様、ユーザーのトルクのかけ方に合わせてカムスペーサーの組み合わせを変更してチューニングすることが可能で、ペーパーテストでまっすぐな穴が開くように調整つできます。ドローイングのフィーリングは、HOYTの宣伝文句をそのまま引用すると「10ポンド低い弓のように引ける」スムーズなカムということで、スピードと引きやすさ、ホールディング時の安定感を高いレベルで両立したカムのようです。

HOYTのニューモデルについてのお問い合わせは渋谷アーチェリーオンライン店世田谷店まで。