～MATHEWS2024年モデル発表。表彰台の頂点に立つためのコンパウンドボウ 【TITLE】！
投稿：2023年9月14日新製品情報が気になってコンパウンドアーチャーがソワソワする時期ですね。そんな中マシューズからターゲットコンパウンドのフラッグシップモデル【TITLE】が発表されました。ターゲットのラインナップとしては3年ぶりとなるニューモデルです。
アメリカ国内では8月くらいから3Dターゲットの大会でマシューズのトップスタッフシューター、リーバイ・モーガン選手とダン・マカーシー選手がプロトタイプを使用していましたね。日本でも噂にはなっていましたが、詳細は不明のままでした。
【TITLE】はその名の通り、表彰台の頂点に立ちタイトルと勝ち取るためのモデルというコンセプトで開発されました。ハンドルデザイン、リムのジェオメトリー、カムデザインからストリングに至るまで、全てを見直して開発されました。
ハンドルは剛性を損なうことなく余計な部分をそぎ落としたデザインで、38インチ以モデルで2,068グラムと、TRX38G2と比べても200グラム近く軽くなっています。また、リムポケットの取り付け角度が従来のモデルと異なり、リリース時に弓が的方向に飛び出すようなジェオメトリーになっているため、フォロースルーの弓の動きによるフィードバックが良くなったとのこと。パラレルリムはリムが上下方向に動くため、上リムと下リムがお互いの動きを打ち消し合って振動がほとんどないというメリットがありますが、弓がその場にとどまってしまうため、リリース時にちゃんと的方向に弓を押せたいたかどうかのフィードバックが得られないというデメリットがありました。【TITLE】ではリムポケットのジェオメトリーを変更することで、パラレルリムの振動の少なさを活かしながら、フォロースルーでポジティブな弓のフィードバックが得られるようになっています。
ハンドルのカラーバリエーションも豊富でメタリックレッド、ブラック、ディープティール、ホワイト、ミント、オプティックイエロー、エレクトリックグリーンの全7色から選べます。リムもブラックとホワイトの2色がラインナップされています。
レジスタント フェーズ ダンピング
リムの間にダンパーを挟んだ独自の構造で発射時の振動を根本から効果的に抑制します。マシューズ独自のシステムで、ハンティングモデルで実証済みのテクノロジーです。写真のリムの真ん中の黒い部分がダンパーで、細いリムがダンパーを挟んでいます。上下で併せて合計8枚のリムで構成されています。
リムポケットもかなりワイドなデザインとなっており、安定感の向上に貢献しているようです。テストしたトップアーチャー達の感想は「今まで射った中で一番安定感があるデザイン」とのことです。
スイッチウエイトカム
カムはカムの左右に均等にテンションがかかる設計のクロスセントリックタイプを継承していますが、ヨーク部分を別パーツとすることで自然に左右のテンションのバランスが保たれやすい設計になっています。またマシューズ独自のカムポジション調整システム【トップハットシステム】を搭載しており（調整用トップハットパーツは別売り）、トルクのかけ方に合わせてカムポジションを合わせることが可能です。
新開発のターゲット用【スイッチウエイトカム】は、モジュールを交換することによってピークウエイトを変えることができる画期的なシステムとなっています。従来のコンパウンドボウでは、例えばピークウエイトの設定を40-50ポンドから50-60ポンドに変える場合にはリムを交換しなければなりませんでしたが、【スイッチウエイトカム】ではインナーカムモジュールを交換することで、40-50、45-55、50-60とピークウエイトの設定を簡単に変えることが可能です。六角レンチでネジを外して交換するだけなので、ボウプレスも必要ありません。もちろんレットオフ率もモジュールの交換によって70%、75％、80%の3段階で調整可能です。レットオフに関して言えば、TRXシリーズのカムよりもウォールに当たった状態を保ちやすい（戻されるトルクがきつくない）とのことです。
マシューズのこだわりは引き尺調整をモジュール交換で行う点です。モジュール交換式の方が、回転式モジュールによる調節よりもそれぞれの引き尺設定で効率良く弓のエネルギーを引き出せるとのことです。メーカーの仕様に表示されているスピードは、たいてい引き尺30インチ以上の設定で計測された数値で、モジュールで引き尺を短くしていくとカタログデータよりもスピードはどんどん遅くなっていきます。引き尺調整は0.5インチ単位となっています。
【MATCH】ストリング
ストリングは【TITLE】専用に開発された【MATCH】ストリングを使用しています。独自の素材を使用し、ピープの回転やケーブルの伸びによるカムのずれなどの問題を解消した高品位ストリング/ケーブルです。
アンカーウエイト
ハンドル下部に8オンスのウエイトが取り付けられるようになっており（標準装備）、弓が自然にまっすぐ立ちやすい低重心デザインとなっています。
ブリッジロックスタビライザー対応
通常のスタビライザー取付用のブッシングもハンドルの前後に装備していますが、新機構としてスタビライザーをハンドル本体に直接固定する【ブリッジロック スタビライザー】システム対応のデザインになっています。
専用の【ブリッジロック スタビライザー】のカーボンバーを直接ハンドルのカットアウトにはめ込んで固定することにより、カーボンバーの剛性や性能をより効果的に活かすことができるだけでなく、前後にスライドさせることができるので、より細かいバランス調整が可能になっています。【ブリッジロック スタビライザー】本体にはアイソグリッドデザインの穴が開いており、強度と剛性を保ちながら風通しを良くすることで横風の影響を抑える効果も期待できます。
新しいテクノロジーが詰まった競技用ハイエンドモデルとして注目のMATHEWS【TITLE】のご予約は世田谷店・ONLINE店まで！
マシューズ TITLE38仕様
■軸間距離：38インチ
■スピード：330FPS
■カム：スイッチウエイトカム
■レットオフ：70%・75%・80％
■ストリングハイト：7インチ
■引き尺:26‐31.5インチ（モジュール交換式・0.5インチ単位）
■ピークウエイト：50・55・60（65・70）ポンド
マシューズ TITLE36仕様
■軸間距離：36インチ
■スピード：336FPS
■カム：スイッチウエイトカム
■レットオフ：70%・75%・80％
■ストリングハイト：6.5インチ
■引き尺:25‐30.5インチ（モジュール交換式・0.5インチ単位）
■ピークウエイト：50・55・60（65・70）ポンド
■ハンドルカラーバリエーション：ブラック、ホワイト、メタリックレッド、オプティックイエロー、ディープティール、ミント、エレクトリックグリーン
■リムカラーバリエーション：ブラック、ホワイト